また明日。《8》

♯392 ページ42

A「うん、いる(泣)｣

陸くんに抱きしめられるとホッとしたからか、涙が止まらなくて、嬉しさとここ最近の色々な事を思い出してどんどん涙が溢れる

祭さんがLIVEに来てた事
ベッドルームのピアス
沢山の食器……
気になる事は沢山ある
けど今は嬉し涙の方が大きい


陸「LINEが鳴る度さぁ、Aからかもっ！？ってすぐ見るんだけど、仕事のLINEでさ……それ今日朝からずっとそんな感じで。仕事から帰ってからもLINE来る度に速攻見るんだけど、違う……って。俺からすればいいのに、何か……何言ってもLINEじゃ伝わらないなって思った。でさ、インターホンが鳴ったんよ。A！？って思ったらUberだった。頼んだの自分のくせにね？(笑)あー俺なんで待ってんだろ、自分で行けよって思ってさ。焼肉弁当食ってる場合じゃないと思って(笑)」


A「……焼肉弁当どうしたの？」


陸「え？気になるところそこ？(笑)」


A「食べたくて頼んだんでしょ？食べて来た？」


陸「食うよりAが先(笑)」


A「ありがと、そう思ってくれるだけで嬉しい」


陸「前に言ってたじゃん。言いたくても言えないって。今回もそうだったんだろなって。俺が何でも話せる空気に出来てないからAが苦しくなっちゃうと思うんだよね。まだ他にもあるよね？この際全部言って欲しい」


A「………………あのね、食器、正直捨てて欲しい」


陸「食器？あのペアの？あれどーやって捨てるの？捨て方分かんないんだよ。生ゴミ？可燃ごみでいいの？燃えないか……？って思ってずっと処分出来なかったんだよね」

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