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あれから、三ヶ月が過ぎた。
仕事も生活もいつも通りで、彼のことを思い出す時間も、少しずつ少なくなっていた。意識していないわけじゃない。ただ、日常に吸い込まれていっただけ。
そして今日。私は所属する会社の担当として大手企業へ資料を届けることになっていた。企画部の一角を外注で手伝っていて、今回作ったデータの最終確認をしに行くのだ。
後輩から聞いた話だとめちゃくちゃ大手企業らしく、緊張している。
後輩「緊張しなくて大丈夫ですよー。ただ渡すだけですから」
後輩に送り出され、電車に揺られながら向かった。
本社に着き、ビルの前に立った瞬間、思わず深呼吸してしまった。
「大きい会社だなぁ……」
緊張しながら受付を通り、案内されたフロアは静かで落ち着いていて、どこか制作の裏側の空気を感じる場所だった。
会議室へ通され、「少々お待ちくださいね」と言われてひとりになる。資料を抱えたまま椅子に座っていると、誰かの足音が近づいてきた。
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作者名:もも | 作成日時:2025年11月7日 1時


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