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朝。ゆっくりと目を覚ました。
見慣れない天井。一瞬、どこにいるのかわからなかった。
(……ここ……ローレンさんの部屋だ)
昨日のことが一気に頭の中で再生される。
突然の雨、彼の優しさ、配信、そして眠ってしまったこと。
布団を握りしめ、顔が熱くなる。
(どうしよう……ソファで寝るつもりだったのに、ベッドで……?)
慌てて起き上がり、部屋を出る。
リビングへ向かうと、ソファの上で彼が毛布をかぶって寝ていた。
(……まさか、私がベッドで寝て、ローレンさんがソファ……?)
罪悪感と恥ずかしさで胸がいっぱいになった。
すると彼がゆっくり目を開けた。
「……あ、おはようございます」
lrn「……おはようっす。よく眠れました?」
少し寝ぼけた低い声。
「す、すみません! 私がベッドで寝ちゃって…」
lrn「あー、気にしないで。俺が勝手にそうしたんで」
彼はそう言って、毛布をめくりながら身体を起こす。
寝癖のついた髪を片手で整え、
テーブルの上にあったタバコの箱を手に取った。
lrn「ちょっと外、出ますね」
ベランダのドアを開けると、冷たい朝の空気とともに、かすかな煙の匂いが漂ってきた。
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作者名:もも | 作成日時:2025年11月7日 1時


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