非正規雇用執事 [hsj] (ページ16)

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6限目が終わってもうすぐ夕方

外は暗さが増して今にも雨が降り出しそうだった

荷物を急いでカバンに詰めて昇降口まで走る

すぐに目に止まった雄也くんが乗っている黒い車

滑り込むように乗り込むと雄也くんは運転席からハンドルを握ったまま振り返った

雄也「あれ？今日ちょっと早いね」

A「うん … まあね」

走り出した車から私はずっと外を眺めていた

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裕翔「あ、降ってきた」

A「え？」

裕翔「雨、降ってきた良かったね早めに帰って来れて」

A「… うん、」

今日は部屋に一人でいるのが嫌だからずっとみんながいる場所で過ごすことを決めた

大貴「A、もしかして雷嫌いだったり？」

空いていた隣の椅子にカフェラテを持って座った有岡くん

A「いや、？」

慧「この反応は … 苦手だな！大ちゃん！」

有岡くんの隣の席にコーヒーを持って座った伊野尾くんが有岡くんから顔を覗かせる

慧「だって今日ずーっと俺らんとこいるし、な？」

大貴「うん確かに」

A「だから～、苦手じゃないよ」

そう笑ってる見せるけど

実はかなり怖い

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