△97話 ページ7
本多くんがやられて数時間後、お昼ぐらいだろうか…皆、椅子を円形に並べてこれからどうするかを話していた時、またチャイムが鳴った
「──徳川家康君から新たな旗印を提出されました」
「家康…」
「──家康君が出した旗印はこちらです」
" 1 時 間 以 内 に 特 進 ク ラ ス の 誰 か を 倒 す "
『また特進の誰か、か…』
「ここは危険だ」
『ここが危険ならどこに？』
「よし…──」
上杉くんの提案でみんなで目的の場所に向かう。嫌に静かで寒気がするが、皆で行けばそういう寒気も不思議と無くなってくる。それにしても…
『うーん、前田くん眩しいね。その…ゴーグル？』
「Aもかけてみるか？ほら」
『わっ、まぶ…しくない！意外だ！』
「そうだろ？外見だけだぞ、眩しいのは」
『ほぉ…オシャレだねぇ』
「へへっ、Aに褒められると…なんか照れんな」
「なぁに前田はAちゃんとイチャついてんねん！俺がAちゃんとイチャつくんや！」
『はいはい、もう着いたって』
「何で俺にだけ冷たいん…？」
「日頃の態度やが」
……後ろがなんか少し騒いでいるけど気にしない。気にしたら負けだ
「ここなら簡単には見つからないだろう」
そう、上杉くんの提案で来た先は体育館。確かにここならバレはしないかも
ふと上を見ていると伊達くんがいた。見張りかな？
マットが積まれた所に背をもたらせ、時が過ぎるのを待つ
「？…伏せろ〜！！」
来て間もない内に井伊くんが突然大きな声を出した。伏せろ…伏せろ！？言葉の意味が瞬時に理解出来なくて皆より一足遅く伏せた
駄目かもと思ったとき、ぱさりと布が当たる感触がした。目を開けるとそこには織田くんがいた
「…大丈夫か？A」
『あ、ありがとう…織田くん。何が起きたの？』
「矢文が飛んできたのです」
『矢文？なんとも古典的な…なんて書いてあるの？
逃げても無駄だ。裏切り者を通じて全て筒抜け…じゃあ、ここも危ない…？』
「敵だ！」
伊達くんがそう言ったとき、ぞろぞろと家康派の人たちが入ってきた。これは隠れた方が良さそうだ
「貴様らは隠れておけ」
『言われなくても。頑張って！』
「あぁ」
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a-ya(プロフ) - 私はこの作品が大好きです！もう更新されないのでしょうか…🥺 (10月15日 19時) (
レス) @page26 id: 672b289667 (このIDを非表示/違反報告)
オタくん(プロフ) - なんか懐かしく感じます！更新待ってます！！ (8月7日 14時) (レス) @page26 id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
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