△93話 ページ3
「よ〜しっ！やるで〜！」
「おお！」
「よっしゃっ！」
皆が意気込んでる中、武田くんはここを去ろうとしていた。どこ行くんだろう…またトイレだったりしないよね？
「どこへ行く？」
「…俺は俺のやり方を貫く」
「大将…」
「…そうだな！改めて、よろしく頼むぞ。うつけども」
「「おう！」」
「うつけなりに頑張る！うん、いやうつけは可笑しいやろ。なぁ大将！」
「…」
『またキメてる…』
「その顔好っきゃなぁ、自分」
そしてPBB作戦が再開されて、少し経った後
ランキング表を見ると皆、徳川くんのポイントを上回っていた。これで向こうがどう出るか…変なことしないといいけど
「よっしゃ〜、これで俺たち家康のポイント超えたぞ」
『やったね皆、よく頑張った！』
「問題はこれからだ」
「やつがどう動くのか…」
喜んでいたのもつかの間…徳川くんたちが教室に来た。…もう動くのか？
「…いきなり動いた」
「「「「家康」」」」
「…良い顔だ。自信に満ちた」
「「「「あぁ！？」」」」
「想像以上だ。お前らの結束がここまで固いとは…褒めて遣わす」
その瞬間、徳川くんが織田くんに手を伸ばした。殴られそうと思ったが、徳川くんが手を伸ばしたのは…織田くんの襟元だ
「大将が襟元を乱しては示しがつかんだろ……なぁ？A」
徳川くんの放った言葉で一気に私に視線が注がれた。何だ？何なんだ？何かを促しているようで制止している。この感じ……
『…無い袖は振れぬってとこかな』
「それがお前の答えか。良いだろう」
私の回答に満足したのか徳川くんは井伊くんたちの間を割って、この教室を去っていった
…私は居た位置が悪かったかもしれない
皆、右側に居たのに私だけ左側に居た
だから徳川くんが織田くんに何かしたことは見えていた、だから…私に絡んだんだ。どこまで
「A、大丈夫か？」
『ありがとう伊達くん。大丈夫だよ』
「ならいいが」
『うん。私少し用事があるからじゃあね』
用事があると言っても一人で思い悩むだけ
徳川くんを見る度に私の頭の中であの言葉が渦巻いていた
母親…私のお母さんが徳川くんに言った言葉、守れ…か。お母さんと徳川くんはいつ出会ったんだ？
『やっぱり、わかんないなぁ…』
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a-ya(プロフ) - 私はこの作品が大好きです！もう更新されないのでしょうか…🥺 (10月15日 19時) (
レス) @page26 id: 672b289667 (このIDを非表示/違反報告)
オタくん(プロフ) - なんか懐かしく感じます！更新待ってます！！ (8月7日 14時) (レス) @page26 id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
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