中原と太宰と時々私 ツヴァイ！！【文豪ストレイドッグス】【学パロ】

腐男子と衝撃 ページ11

ｶﾞｯﾀｰﾝｯｯｯ！！！









「え！？篠崎どうした！？」
「篠崎さん！？」

そんなことを考えていたら、突然左から大きな音が。驚いて視線を向けると篠崎さんがひっくり返っていた。

え！？なんで！？


「あー、ごめん、ちょっと暇を持て余すあまり椅子後ろに傾けて遊んでたら勢い余って転倒した」

「す、凄い説明口調！」
「だ、大丈夫か！？」
「大丈夫大丈夫。心配かけてごめんね」


あー、椅子の後ろの二本でバランスとってたら倒れるパターンね。あるある。篠崎さん可愛いな。でもパンツ見えなかったのが残念。

誰か俺の煩悩を殺してください。

チャイムが鳴って、太宰は慌てたように教室から出て行った。
福沢先生の授業で使う教科書を出して、俺は眼鏡をかけて先生を待った。



「ね、ねぇ、中原くん？」
「ん？」

すると、急に篠崎さんが声をかけてきた。



「な、中原くんてさ」
「うん？」


「だ、太宰くんと………凄く…仲、良いよね」

「…太宰？」




太宰て、さっきの太宰？





「あぁ、太宰とは幼馴染だ」

「そう、なんだ」







…………凄く、その返しにもやっとする。









え、まさか……。









…嘘だよな？









「……なんで？急にどうしたの？」

「…あ、いや、その、………」







え……？なんでテレてんの…？


なんでどもってんの…？







「…篠崎…さん……？」

「な、なんでもないよ！ごめんね！変なこと聞いてごめん！」









なんで、顔、赤くしてんの？









「中原ー、今日放課後練習しようって芥川君から……中原？」

「…あぁ、……解った………」


「…どした？」

「……い、いや…」









嘘だろ、篠崎さんて、








もしかして、









太宰のこと、好きなの？

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