＿Office.8 (ページ3)

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「いや……でも、まだ俺が見てたいし…
……ん゛ぁ～、しゃーない！！！

みんなに見られるん、我慢するぅ…」

『あ、もう…ちょっと……』

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望は何かと葛藤した末に、今日の私は
お団子ヘアのままでいいという結論に至ったらしい。

でも、そのすぐ後で私の首にぐりぐりと顔を埋めながら
何箇所にもちゅっ、ちゅっ、とキスを落とす望。

うう、…くすぐったい……

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「 ……なぁ、見てみ？自分の顔。
こんな目とろんとさせて、頬っぺた赤くして」

『いいってば、もう…／／／』

「良くない。
一瞬でえっちな顔なるんやから……」

『っ、だめ……こら、望っ…』

鏡から顔を背けた私の顔を望がまた正面を向かせる。

後ろからのキス攻撃はさらに加速して
首筋だけではなく、うなじや鎖骨にまで。

「めっちゃええ匂いする…」

『今何もつけてないよ？』

「じゃあ、Aさんのフェロモンや」

『もう。笑』

私の首元をすんすん嗅ぎながら甘えた声を出す望。

えっちなイタズラばっかりしてくるけど
やっぱり可愛いって思っちゃう私は望に甘々だ。

『ほら、望も早く着替えて。ね？』

「ちゅーしてくれたら離れる…」

『ん。……はい』

「ズルすぎやろ、こんなん…／／／」

少し体を後ろに向けて望の頬を包みながら唇にキスを落とせば
自分から強請ってきたくせに耳まで真っ赤にして照れてる望。

可愛い。笑

お昼過ぎ、2人とも支度が出来たところで少し早めに家を出る。

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「あっつ～～」

『今ちょうど日差し強い時間帯だからねー。
日傘持ってくればよかったぁ……』

「俺も入れて欲しいわ」

『望はもうそこそこ黒いから手遅れ。笑』

電車に揺られて、恵比寿まで来た。

中間さんが予約取ってくれたお店が恵比寿だったから
その近辺で雑貨屋さん巡りしたくて、移動中にスマホで
調べたら結構良さそうなところが何件かあって。

「途中、絶対どっかでアイス食べよ！」

『はいはい。笑』

「ほんま溶けそうやからぁ」

望はすっかり暑さにやられてる。

でもヘタレ発言ばっかりしてるけど、さらっと
手繋いでくれるんだよなぁ。

きゅんっ。

(笑)

『あ、ここだ！』

「へぇ～、お洒落やなぁ」

1件目のお店に着いて、さっそく物色……

「てか、そもそも何欲しいん？」

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