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本物201 ページ15

貴方Side


音波、これから此処をよろしくね。

その思いを込めて、私は自分の鎌を渡した。


貴方「死神である証拠。これは使わなくてもいいけど、持って置いて。」

音波「はい!」

クラ「さて、色々収まった所である方からテレビ電話がつながってるよ。」


そう言ってクランツはタブレットを私に見せてきた。

そこには、


貴方「ボス。」

君人「やぁ、死神。」

貴方「私はもう死神ではありません。して、ご用件は。」

君人「そうだったね。じゃぁこれからはレイラと呼ばせてもらうよ。」

貴方「ご勝手に。それで、用件は?」


そう言うと君人は、ゆっくりと口を開いた。


君人「僕が、殺し屋をやめろといった理由だよ。」


ゆっくりと言ったその言葉は、私の知りたかった事だった。


貴方「それは…なんで」

君人「率直に言うとね、君のお父さんからの最後のお願いなんだ。」

貴方「お父さんの、お願い?」


お父さんが?なんで?

いつ、この人に?


君人「僕と初代死神は友人でね。と言っても僕の方が年下だったが…。」

貴方「いつ?いつ、お願いに来たの。」

君人「人間の時ではない。超生物になったってしばらくたった時だよ。」

貴方「…なんて、言ったの。」

君人「彼は…


―――――――

初代「将来、あの子に大切な人が出来た時、殺し屋を辞めさせてほしい。」

君人「え?」

初代「正直言って、あの子には人を殺してほしくないんだ。」

君人「君が、あの子に言えばいいじゃないか。」

初代「僕がいなくなった後、あの子が殺し屋をやっていたら。」

君人「いなくなった後って、なんだよ。」

初代「私はもう、長くない。でも、私は今のあの子に何もしてあげられない。」

君人「だから、最後のお願いだというのかい。」

初代「そうだ。お願いだ。」

君人「…分かった。」


―――――――


君人「初代死神は、土下座をして僕に頼んできたよ。」

貴方「どうして、そんな。」

君人「君のお父さんは、最後まで君を本当に愛していたよ。」


私の頬には、涙が流れていた。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

白布くん!Happybirthday!!(5月4日)

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設定タグ:ハイキュー , 暗殺教室 , 黒尾鉄郎   
作品ジャンル:恋愛
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桜朱(プロフ) - 彩音さん» ありがとうございます!お話がグダグダな所もあったと思いますが…。最後まで読んでいただきありがとうございました!また近々黒尾の小説を出そうと思うのでよろしくお願い致します! (2018年6月11日 17時) (レス) id: aff2664059 (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - 完結おめでとうございます!!毎回更新されるのを楽しみに待ってました!個人的にこういうストーリー好きなんでめっちゃこの作品気に入りました!(*´∀`*)約1年、お疲れ様でした!! (2018年6月8日 20時) (レス) id: f9bc490121 (このIDを非表示/違反報告)
桜朱(プロフ) - 真理奈☆さん» ありがとうございます!今回で終わるつもりですが、リクエストがあったら受け付けますよ! (2018年2月11日 12時) (レス) id: 67c72a9317 (このIDを非表示/違反報告)
真理奈☆ - 続編おめでとうございます。今回で終わってしまうんですかシュン(´・ω・)でも!最後まで楽しませていただきます! (2018年2月10日 10時) (レス) id: 9b0ee30d9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜朱 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2018年2月9日 21時

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