検索窓
今日:18 hit、昨日:28 hit、合計:1,200,466 hit

フラグ回避 ページ36

え?え?いつの間にか1000票超えてる…?えええぇぇ!?ありがとうございます!!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
猗窩座の姿が完璧に消える前に炭治郎が猗窩座に日輪刀をぶん投げて追撃を与えていた。あ、ここ原作通り進むのね。血が足りなすぎてふらっふらな私には会話を聞く余裕が無いんだけど。口元に笑みを浮かべているものの冷汗がが引かず、足元がおぼつかない。

不意に視界が回り、自分が倒れそうになっていると気付く。地面にぶつかるとか絶対痛いよな…でも受け身とる余裕もない、身体が動かない。諦めて目を閉じると、私の身体は誰かに支えられた。目を開けると、逞しい腕が見えた。脇腹の傷を気遣っているのか、肩を後ろから抱かれている。斜め後ろを見上げると、見覚えのある獣の顔。


「…伊之助」

「死ぬんじゃねぇ!親分の俺が許さねェぞ!!」

「死なないよ…大丈夫…」


伊之助が慌てて手を動かしている。抱えようとして止まって、担ごうとして止まって、横抱きにしようとして止まる。どうすれば脇腹の傷に響かないかを考えているらしい。私はそんな伊之助の動きに笑みを浮かべ、片方の腕を伊之助肩に回した。


「気遣わせちゃってごめん…。肩、貸してくれない…?」

「…ッたりめぇだろ!子分を助けるのが親分の役目だ!!」

「ありがとう…助かるよ、親分…」


伊之助に肩を貸してもらい、杏寿郎さんの側までゆっくりと歩く。一通り炭治郎との会話が終わったのか、私の方を見た杏寿郎さんが小さく息を飲んだ。…うん、生きてる。杏寿郎さんが…。呼吸での止血もされてる、思ったより重傷じゃない。私はほっと息をついた。

伊之助に頼んで杏寿郎さんの隣に降ろしてもらう。私は杏寿郎さんの頬に手を添えた。


「…よかった、杏寿郎さん…」

「俺よりAの方が重傷だろう!早く隠を…!!」

「大丈夫、すぐ来るはずです。…あ、ほら…」


杏寿郎さんの後ろから駆け寄ってくる隠の人達が見える。その人たちに手を振ろうと片手を上げると、そのままぐらりと体が傾いた。あ、頭がボーっとする。意識が…

杏寿郎さんの胸に倒れ込み、そのまま意識が落ちる。杏寿郎さんの私の名を呼ぶ声が聞こえた気がした。大丈夫ですよ杏寿郎さん、私は…皆を残していなくなったりしないから…

生存→←涙



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2335 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4278人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 転生トリップ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なぎ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます…‼ (2022年8月14日 15時) (レス) @page42 id: c7ded9271f (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 更新待ってます…応援しています!頑張ってください!! (2022年5月25日 23時) (レス) @page42 id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
しらこのり - 更新ずっと待ってます 再開して欲しい… (2022年1月15日 11時) (レス) id: 573692b408 (このIDを非表示/違反報告)
人類のようなナニカ - コメント失礼します。この作品本当に大好きで、読み進めるのが楽しくて楽しくて仕方がないです!応援しています!!!!更新頑張って下さい! (2022年1月7日 19時) (レス) @page42 id: 60efa73c00 (このIDを非表示/違反報告)
栞乃(プロフ) - 投稿楽しみにしてます! (2021年12月31日 18時) (レス) id: 8c5f3cdf03 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年8月20日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。