皆に愛されし少女【鬼滅の刃】

炭治郎！！！＋宣伝 ページ21

炭治郎が鼻を抑えて考え込んでいる。うーん、確かに珠世さんも愈史郎さんも鬼特有の嫌な気配がないもんね。炭治郎なら匂いか。


「愈史郎はもっと少量の血で足ります。この子は私が鬼にしました」

「えっあなたがですか！？でも…えっ？」

「そうですね、鬼舞辻以外は鬼を増やすことができないとされている。それは概ね正しいです」


うんうん、と一応頷いておく。知ってるけどさ！反応示さないと疑われるじゃん！？炭治郎辺りにばれそうな気がするけど今は珠世さんの話に夢中だから平気そう。

珠世さんは少しだけ間をおいてから言った。


「二百年以上かかって、鬼にできたのは愈史郎ただ一人ですから」

「二百年以上かかって鬼にできたのは愈史郎ただ一人ですから！？珠世さんは何歳ですか！？」

「炭治郎！失礼！」

「女性に年を聞くな無礼者！！」

「今回は愈史郎さんに賛成だなぁ私！」


炭治郎が愈史郎さんに殴られた。凄いハイペースで会話が進んでいるようで実は全然進んでいない。いや炭治郎素直！そんなところも可愛いけどいくら鬼になってしまっているとはいえ女性に年を聞くのは私も失礼だと思うよ！？自分の口から200歳です何て言いたくないでしょ女性なら！

…と、私も思っていたのだが珠世さんは本当に聖母のような懐の広さをしているようで愈史郎さんに目を向けた。


「愈史郎！次にその子を殴ったら許しませんよ！」

「はい！！」

「いや叱り方すら美しい…」


元からカオスだったこの場が私がいるせいで尚更カオスになってる気がする。もうさぁ〜！！？珠世さん見た目も中身も話し方も美しいし珠世さんには素直な愈史郎さん可愛いしもうエデンでしょココ…

はぁ〜と癒されていると再び話が始まった。すいません黙ります。


「一つ…誤解しないでほしいのですが、私は鬼を増やそうとはしていません。不治の病や怪我などを負って余命幾許もない、そんな人にしかその処置はしません。その時は必ず本人に、鬼となっても生き永らえたいか尋ねてからします」


…今までの人達や愈史郎さんにとって、鬼なんて関係なく珠世さんは女神のような存在だろう。どのような方法であっても、自分も助けようと手を差し伸べてくれる美しい女神。

好きだなぁ…と思っていると、炭治郎が話を切り出した。


「珠世さん、鬼になってしまった人を人に戻す方法はありますか？」

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宣伝

時を越えてまた出会う

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鬼舞辻メイン？です

人間ニ戻ス薬→←珠世様ノ美シサ

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