珠世様ト愈史郎 ページ16
炭治郎と鬼になってしまった人を警察から守っていると、私達の周りを、まるで着物の柄のような物が包んだ。うっわ綺麗…
炭治郎と共に呆然としていると、二人組が私達に近付いてきた。…うん、元々設定を知っているけどそれを除いても鬼とわかる。第六感とは便利な物だ。
「…あなた方は、鬼となった者にも「人」という言葉を使ってくださるのですね。そして助けようとしている。ならば、私もあなた方を手助けしましょう」
自分で傷つけた腕に手を添えながら言う珠世さん。うおぉ憂いを帯びた表情も美しい…!!…でも、すぐ受け入れる鬼殺隊員ってのも不自然だから刀は向けず一応警戒しとく。
…愈史郎さんと軽い睨み合いみたいになってるけど知らない…とにかくお二方顔がよすぎて眩しい…とかそんなことを考えていると炭治郎が困惑しながら珠世さんに問いかけた。
「…なぜですか?あなたは…あなたの匂いは…」
「やっぱり炭治郎も気付いてるか。私も直感で気付いた。あなたは…」
「そう、私はーー…」
珠世さんを気遣う愈史郎さんが見える。うん、言わせたくはないよね…珠世さんは…
「鬼ですが医者でもあり…あの男、鬼舞辻を抹.殺したいと思っている」
うーん、分かりみが深い。鬼舞辻消したいよねわかる。
このあとまた話すことを約束し、鬼になった男の人と怪我をした女性を二人に任せた。うどんやさんの所に禰豆子置いてきちゃってるし、お金払ってない。
炭治郎と急いでうどん屋さんに向かうと、屋台のおじさんが仁王立ちで待っていた。うぇ、超怖い…。とにかく炭治郎と並んで、頭を下げた。
「俺はな!!俺がいいたいのはな!!金じゃねぇんだ!!お前らが俺のうどんをくわねって心づもりなのが許せねえのさ!!」
このおじさん良いキャラしててすごい好きだな…と思いながらおじさんの意識が禰豆子に向いたすきに椅子に座っておいといたうどんを持つ。うーん、すっかり冷めちゃってる。凄い美味しかったのになぁ…とちょっと落ち込みながらうどんを食べようとすると、正面からうどんが掻っ攫われた。
前を見ると、おじさんの姿。
「冷えたうどんなんて食わんでいい!いまからまた作ってやるから温かいのを食え!!」
そう言って速攻で二つ作って私と炭治郎に渡すおじさん。一口食べると、やっぱりめっちゃ美味しかった。おぉ〜やっぱり温かいうどん美味しいな…
炭治郎と早く、だが味わって食べて屋台を後にした。あのおじさんまた会いたいな。
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エリカ - はぅー!!!!!!!時間的に間に合わないけど、杏寿郎さんといちゃラブしてほちぃ!!!!!!!!!!!!!! (2020年4月23日 17時) (レス) id: f0480ad40d (このIDを非表示/違反報告)
りん - うーん…結婚できるの姫島さんかむいむいかな〜? (2020年4月22日 22時) (レス) id: 4a20aa403e (このIDを非表示/違反報告)
愛心 - 富岡さんの富はこの冨ですよ (2020年4月18日 15時) (レス) id: b59d3295d5 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 「弦弥」じゃなくて「玄弥」ですね(番外編の求婚会議) (2020年1月4日 22時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
ネームネーム - 1の方でもそうだったんですが、冨岡さんが富岡さんになってます。(上のちょんっていうやつがあるかないか) (2019年12月20日 16時) (レス) id: a0201b5f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏 | 作成日時:2019年7月15日 1時