【鬼滅の刃】覚えてなかったらしい

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家に帰ると善逸から連絡が来ていた。







《改めまして！我妻善逸です！》








思わず笑ってしまった。




その文章と添えられた絵文字は、善逸らしかったからだ。





改めましてって…





私達お互いを知ってるんだよ？





あなたは私を好きだったじゃない。





そんな事も忘れてしまったの……





思い出すと涙が込み上げてくる。





泣いてばかりではダメ。





泣いていても何も始まらない。





私は、




《先程はすみませんでした》

《遠野Aです》





と、可愛げの無い返信をした。





送ってから後悔した。





もっと可愛い言い方出来なかったのか。





絵文字を添えるだけでもしておけばよかった。





今更思っても仕方ない。





送ってしまったのだから。





数分後、





《ちょっと驚いたけど、もう気にしてないよ！》





と、来た。






今も昔も善逸は優しい。






ありがとう。と送ろうとしたら、






《Aちゃんの学校って〇〇学校だよね？

明日の放課後時間ある？

もし良かったらでいいんだけど、遊びませんか？》







私は急いでスケジュール帳を見る。





何も予定は入ってない。







《喜んで》







だから私はもっと可愛く返信出来ないのか。と自分を責めた。







その後は時間などを決めた。







この事を朝姫に連絡した。







よかったじゃん！楽しんでおいで！






と、喜んでくれた。







明日は早起きしてメイクをしよう。






そう考え、私は眠りについた。

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