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進まないので、氷織のシーンはカットとなった。
そして、またアクション!とアンリの声が鳴り響く。
結局、連れていってもらう事は許されず、舞踏会本番の日となった。
姉達は、王子様と結婚という肩書きにメロメロで、その日は朝早くから準備をしていた。
「じゃあ、行ってくるな」
「いい子で待ってろよ」
「あと、片付けお願いするっぺ」
『行ってらっしゃいませ』
本当は、綺麗なドレスを着て舞踏会に行きたかったA。だがしかし、A用のドレスは無いし、あるのは掃除のしすぎで汚れた服だけだった。
『⋯⋯わ、私も舞踏会に行きたいなぁ〜〜〜』
「んじゃあ、俺と踊る?」
「ずるい、俺も一緒に踊っていい?」
『うわぁ、でっかいネズミぃ』
蜂楽と乙夜がネズミの格好をしているが、そんなに可愛いものではなかった。と言うよりも、ゴツい。そしてこのネズミ達はチャラい。クソが。アンリちゃんがいいのに、と思いつつも、ブルーロック存続の危機を守るためだ。
『⋯⋯あなた達は?』
「俺はネズミの蜂楽ね。このネズミは乙夜。で、舞踏会行きたいんでしょ?でも、ダメって言われてるんだよね、だったら、俺たちと踊ろ?ってこと」
「そうそう、その為にパーティーグッズ持ってきたから」
そういい、蜂楽と乙夜が出したのはクラッカーや、ボンボン、それにミラーボールや、ペンライト。そして、舞踏会に行けないことを知っているふたりは、舞踏会を再現しようとしていたのだ。
「ほらほら、踊ろ?」
「音楽かけるね」
そう言い、流れてきた音楽はオシャレなステップを刻むゆっくりとした音楽ではなく、夏の野外ライブで流れていそうな、シャウトを基調としている声のロックな音楽。
え?なんで??と思い二人を見てみると、ヘドバンをかましている。
『進まねぇんだが』
「はいはいはいはい、カットやカット。魔法使い出てくる意味なくなるやろが。それに、舞踏会行かせるようにする流れにせぇへんと行かんのやで?」
「「すいません」」
またもや烏カットが入り、一時中断。
それに、パンクロックは間違っている気がする。そういうダンスじゃないんだよ、シンデレラって。そして、蜂楽と乙夜が散らかしたパーティーグッズを片付け、演技再開。
『私も舞踏会に行きたいなー!』
「連れてってあげようか?」
「任せろよ、Aちゃん♪」
若干チャラさは抜けてないが、この調子なら、ストーリーが続けられる。
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渡月(プロフ) - アルです!\(●°ω°●)/さん» 待ってていただけて嬉しいです!(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ❤︎ ゆっくりではありますが、更新頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします! (2023年3月13日 23時) (レス) id: b05dbf39f9 (このIDを非表示/違反報告)
アルです!\(●°ω°●)/(プロフ) - 更新ありがとうございます!!楽しみにしていました(* 'ᵕ' )☆ (2023年3月13日 17時) (レス) @page10 id: f6a6e363df (このIDを非表示/違反報告)
渡月(プロフ) - アルです!\(●°ω°●)/さん» ありがとうございます!!頑張って更新していきます!!赤ずきんですね!!了解しました!!!ギャグ詰め込みまくって頑張ります!! (2023年2月19日 23時) (レス) id: b05dbf39f9 (このIDを非表示/違反報告)
アルです!\(●°ω°●)/(プロフ) - 面白くてたくさん笑ってしまいました!!更新楽しみです!!シンデレラのシリーズが終わったら個人的に赤ずきんがみたいです笑(面白くなりそう…!)応援しています!! (2023年2月19日 22時) (レス) @page9 id: f6a6e363df (このIDを非表示/違反報告)
渡月(プロフ) - 結城詩埜さん» 笑って頂けて何よりです!!!楽しんで頂けて嬉しいです🫶これからも可愛い可愛いブルロキャラをの魅力を引き出せるように頑張ります!更新も頑張りますので、待っててください!! (2023年1月31日 21時) (レス) @page8 id: b05dbf39f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:渡月 | 作成日時:2023年1月29日 12時