【刀剣乱舞】女に弱っていう漢字なんかない！参 (ページ21)

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「帰ってくる......？...私...が？」

そう言って私の方に顔を上げる

「そう、だから...簡単にあの子達を諦めないで」

私はぼたぼたと零れる真っ赤な雫を拭き取りながら
膝から崩れ落ちたてるてる坊主をそっと支える

「ありがとう...ございます...」

てるてる坊主をそっと私の腕を掴みながら立ち上がる

そして貴方は頼もしいですね、凄く強いですっと言って私の頭を撫でる

「そうですか？」

「えぇ、そうです。だから...あの子達も貴方に惹かれてついて行くのですね...」

そう雨が降る外を眺めながら

私は彼の隣りに立ち、彼の”過去”について話す

最初は驚いていた、だが怒らずしっかりと聞く耳を立ててくれた

もう、正直に話すしかなかった

きっと私が気づくのが遅かったのかもしれない

彼は......＿＿＿

”物の怪”だ...＿＿＿

そうなってしまったのなら仕方ない

私にはそれを成仏する力なんてないのだから...

「......これで、やっと私の死んだ原因も分かるのですね...」

「......うん...」

”貴方は...

和泉守と堀川によって...首を切られてるてる坊主にされて死にました”

そう告げると、上からそうですかっとちょっと安心したような返事が帰ってくる

私は恐る恐るてるてる坊主を見上げる。
そこにはそこそこに長いが先を結び肩から流してふふっと笑いながらてるてる坊主を触る男の人が居た

......この人が...さっきの人？

さっきの不気味さとは違い、とても優しげな人だった

「最後は...信用している彼らに殺される...それが審神者の末路と言っても過言ではないでしょう？」

「......さぁ、どうだか.ね..」