銃口が捕える重い前髪かき分けて【伊i沢i拓i司】

十八発目 ページ21

Aside

｢ただいま帰りまし､､､｣
｢｢｢おかえりなさーい！！｣｣｣

たくさんの声が聞こえた
1番大きく叫んだのは伊沢さん
仲良くハモったこうちゃんと山本くん
いつも通りな川上
それ以外にも、河村さんや須貝さん、横で福良さんも言ってくれた。

｢ただいま！｣

なんか全部が嬉しくって、幸せで私も元気いっぱいに返した。
なんか私が帰ってくるだけなのにこんなにみんなに迎えてくれるのが嬉しくて、入ったばかりのことを思い出す。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿

｢くいずのっく？｣
｢そう、クイズを通して若い世代にも色んなことを知ってもらいたいんだ｣

伊沢さんがまだ大学院にいた時、QuizKnockに入らないかと聞かれた。
QuizKnockにはクイズ研究会に入っているメンバーを始め、他の大学の生徒も所属しているらしい。

その頃の私は東大王の収録や大学院に進むかと、悩んで大変な時期だった。
確かにクイズは好きだったし、それを職業に出来るならしたかった。

｢QuizKnockはどんなことをやるんですか？｣
｢サイトを作って、そこでニュースだったりとか、雑学だったりとかクイズを作ったり、動画で勉強の仕方とか説明したり？｣

曖昧でまだ形さえ定かではなかった、だけど

｢向こうどんな感じだったー？｣
｢英語通じたか？｣
｢何食べたい？届くん？｣

今は誇りに思うほど立派な会社になりました。

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