【そらる】心が読める少女を救いたい2

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「で、話聞かせて？」


落ち着かせようとしているのか、優しい口調で私に言った


『う、うん…』


私は、今までの経緯を話した


〜〜〜


「…そっか、いい子だね」


『え？』


言われた言葉の意味が解らなかった


「そのまま話してくれたじゃん


大抵、私が全部悪いの！って言うか


あんな奴等が悪いの…って言うんだけど…


Aは、ちゃんと自分の悪いところも、相手の悪いところも言った


偉いよ、そういうの」


頭をくしゃくしゃと撫でられた


それが気持ちよくて、嬉しくて


身に覚えがないのに、懐かしく感じた


「辛かったね、大丈夫だから」


＿俺なんかで、慰められるのかな


『翔太、心の中みえみえ


翔太はね、最高だよ？ありがとう』


そう言うと、何だか恥ずかしくて目を逸らしてしまった

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