・ ページ10
junki side
拓「あ、ここ!俺よく行ってんねん!」
少し歩いて立ち止まったお店は、外から見たら服屋さんって分からないくらい、古風な所だった。
『いらっしゃいませ』
店内に入ると、昼なのに少し薄暗くて
控えめにかかっている音楽はまさかのレコードだった。
純「うわぁ、めっちゃいい…ここ…」
拓「やろっ?純喜くん、好きそう!」
こういう静かな空間が意外と好き。
心が落ち着くんよなぁ。
『…あら、川西さんでいらっしゃいましたか、』
拓「あっ、はい、こんにちは、笑」
店内をぐるぐる見渡していると
物腰の柔らかいダンディーな店員さんが
拓実に話しかけてきた。
『お久しぶりですね』
拓「なかなか忙しくて…やっと来れました」
『ご活躍、いつも拝見しております。
…今日はお一人じゃないんですね?』
拓「あ、はい!メンバーです、河野純喜っていう…」
『あぁ!河野さん、歌がとても上手な、』
まさかの俺のことも知ってくれていて。
純「初めまして、河野です。めっちゃ素敵なお店ですね」
『ありがとうございます。
川西さんが初めていらしてくれた時と同じことを仰って頂けるとは、』
拓「えっ、そうでしたっけ?笑 」
『はい、素敵なお店と、褒めて頂いたんです。』
嬉しそうな店員さんに拓実と微笑みあった。
拓「純喜くん!これ、似合うよっ」
純「うわ、めっちゃいい」
その後も店内を回りながら、拓実がいろいろとチョイスしてくれる服はどれも俺の好みで。
好きだけど、1人じゃ選べないものばかりだったから
やっぱり拓実ってすげぇって感動した。
鏡の前で服をあてては、いい!っていっぱい褒めてくれる拓実が可愛くて愛おしい。
拓「めっちゃかっこいい、それ」
純「まじ?かっこいい?」
拓「うん、ほんまに」
純「よし買う」
拓実にかっこいいって思われるものを
買わん訳にはいかへんやろ。
まだ一店舗目なのに、何着も購入を決めてしまったけど
どれも素敵すぎる洋服ばかりだった。
純「俺、これにするわ、拓実は?」
拓「今日はいいや、純喜くんの一緒に見たいだけだから」
純「え?」
まさか、拓実初めからそのつもりで誘ってきてたんか…
415人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りょあ(プロフ) - お礼が遅くなってしまいすみません🙇リクエストに応えていただきありがとうございました!めちゃくちゃ好みのお話でした。これからも楽しみにしています🫶 (3月4日 1時) (レス) id: 23fb7808a8 (このIDを非表示/違反報告)
いかだべーすけ - ナビさん» え〜〜!!楽しみです!!✨ハヌルさんの返信してくださった内容見た時、自分でも聞いたことないような声(?)を出してしまいむせました、、笑それほど、嬉しかったです!ありがとうございます!楽しみにしてます🫶 (2月9日 17時) (レス) @page50 id: 878258b402 (このIDを非表示/違反報告)
ナビ(プロフ) - いかだべーすけさん» いつも感想ありがとうございますありがとうございます…!皆様に気付かれないように少し早めのバレンタインと致しましたっ。感動していただけてとても嬉しいです…!このお話の拓実くん目線も書いていきますので、楽しみにしてくださいっ! (2月9日 11時) (レス) id: 4a0d347e71 (このIDを非表示/違反報告)
ナビ(プロフ) - runaさん» 感想いつもありがとうございます…!健気な拓実くんは書いててもとても楽しいです…♡ (2月9日 11時) (レス) id: 4a0d347e71 (このIDを非表示/違反報告)
いかだべーすけ - バレンタインだったんですね、、!!ハラハラドキドキで、すっごく感動しました!ハヌルさんはいつも時制(?)があったお話を書いてくださっているので、すごく読んでいて楽しいです♡これからも楽しみにしています!!大好きです🫶 (2月8日 19時) (レス) @page50 id: 878258b402 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ハヌル | 作成日時:2024年1月6日 12時