私、iになりました。 (ページ3)

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？ side

うーわ。やっぱりこの時間たい人すごいたくさん乗るな……

座れてラッキーっ！

ん……

って。

あれ。

斜め前の女の子…

泣きそうな顔してる…？

どうしたんだろ。体調でも悪いのかな。

って、この子いつも同じ駅から乗る子じゃん。
今日はいつもの友達いっしょじゃないんだ…。

ん？

なんか女の子のお尻から肌色のなんか生えてる？

って、んなわけねぇよ……

まさか

これ痴漢？

よく見るとおじさん、ポーカーフェイス装ってるけど鼻息すごっ。

そりゃこの子見るからに可愛いし、こんな満員なら変態おじさんはやりかねないか。

男としてしんじられねぇっての。

「ちょっと。」

気づいたら立ち上がってた俺。

そしたらおじさん、悔しそうな顔しやがって、

バレバレだっての。

とりあえず、おじさんの手首をグッと掴み席を立って俺の座ってた席に女の子を座らせてあげた。

あ「……ありがとうございます……。(ｸﾞｽｯ)」

怖かったよな……。
良かった……ちゃんと早めに気づけて。

って、危ね。一応顔だけは伏せとかなきゃな。

キャップ深めに被って……っと、

「お礼なんて大丈夫ですよ。」

なんて。カッコつけすぎた？

とにかく朝から人助けしちゃったぜっ。

なんて言うのは後にして…っと、

ｰｰｰ駅ｰｰｰ

「おじさん。自分がやったことわかってますか？これから駅員さんの所いきますんで。ちゃんと反省してくださいね。」

お「ｸｿｯ…。」

……

「……んじゃ、よろしくお願いします。」

無事に引渡し完了っと。

あっ、時間だやべっ。。

打ち合わせ間に合わねぇ。

急がなきゃ。