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奥からは不気味な唸り声なのか叫び声なのかわからない声が聞こえる。わかることはこの先にいるのは人間ではなく時間遡行軍だということ。
複数の声からしてたくさん数がいるんだろうな、なんてのんびり考えてる自分がいる。
『では行きますよ。どうやらこの先に出口はあるみたいなので』
「なっ...あんたはこの先に出口があることを知っているのか？」
いや初めて来たから知るはずないんだけどさ、霊力？なのか？そのおかげでわかるんだよな。たぶんあっちの方に出口があるってことが。
『わかりませんよ。勘です』
いやだって気配感じるだけだし。そこまで細かくわかるわけでもねぇしな。
＊
「っ...」
奥まで歩いてきて見つけたのは敵ではなく折れた無数の刀剣。どの刀も粉々になっていて刃の部分にはすっかりこびりついてしまった血がベッタリとついていた。
さすがの山姥切様も言葉を失っている。ここまで折れてしまっているとさすがの俺も直すことができない。
『かつての、仲間ですか？』
「あぁ、そうだ。みんなあの頃は写しの俺にも話しかけてくれて楽しかった。見なくなったと思えばこんな場所で朽ち果てていたなんてな...」
大切そうに折れた刀を集める山姥切様の横顔は酷く怒っていてけれどどこか悲しそうだった。
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ララーサ - なまずさん分かります。見ていてつい笑ってしまいます(笑)頑張ってください。 (2021年1月4日 16時) (
レス) id: 60e0ce23dd (このIDを非表示/違反報告)
なまず - なんか、主のつっこみが好きですw(更新頑張ってください (2020年3月15日 23時) (レス) id: bd44181088 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - ゆりぃさん» ありがとうございます！私の趣味の性格を詰め込んだ男主ですが良いと言ってもらえて嬉しいです笑 (2019年12月21日 23時) (レス) id: 5f520ce7f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりぃ - 読んでいて、神様を大切に(敬っている)している男主さんがいいと思いました！凄くいい作品だな、と私は思います！(笑)これからも更新頑張って下さい！！応援してます！！！ (2019年12月20日 20時) (レス) id: 1568344429 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 夜月さん» 冒頭は加州様でした。わざわざ誤字の指摘をしてくださってありがとうございます！これからも頑張らせていただきます！ (2019年10月7日 23時) (レス) id: db368979ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2019年10月7日 17時
