小瀧side ページ20
小瀧side
「……そっか。」
「うん!笑」
「ただいまぁ〜。」
そんな話をしていると、ちょうどタイミングよく照史くんが帰宅した。
「あ、照史くんおかえり。」
「照史くんおかえりっす!」
「うぃ!」
「……ごめん。こんな大荷物になっちゃって」
「…………っさむ〜。」
「…………っ、、?」
照史くん、今Aの話無視した。
「あ、これ買ってきてくれたんだぁ!ありがとうね!」
「……………っ、」
「これ欲しかったんだよね〜!笑」
「………そう言えばのんちゃんってさぁ!
大学とか行ったんか?」
「……………っ、、」
「………のんちゃん?」
「…え、、あ、あぁ!まぁ一応!」
照史くん、Aの話聞いてんのかな、
もしかして、Aが照史くんへ悩んでることってこういう所も一つの理由なのかも。
「一応ってなんやねん、笑。
沖縄の?」
「あ、、いえ。
沖縄だとちょっとキツいんで東京の方に。」
「あー!そうなんや。」
「はい。2年くらいですけどね。
それでまた、大学卒業して沖縄に戻ってきました。」
「ふーん。
ええ人とかおらへんの?」
「………えっ、、?笑」
「彼女とか。」
「…………いや、、笑笑、、あんまり、、」
「そうなんやぁ。」
照史くんってこんなズカズカ言ってくる人だったっけ
自分から行くのは好きだけど、来られるのってあんま好きじゃないって今気づいたかも。
Aもいつもこんな気持ちだったんだって思う。
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作者名:また。 | 作成日時:2021年9月26日 1時