病みすぎ警報

20＋１ ページ22

「ん〜ありがとうございました〜」



ゆっくり伸びをして



お会計と次の予約をしてから整骨院を出る。



今何時だ？



「うお、なんじゃこの途方も無いメールの数」



見ると着信履歴とLINEの件数が100件ほど来ている。



あいつだ……



もうほっっとにやめて欲しいんだよね



不定期に病むの。



あのね、定期的に何月何日に病みますよ〜ってメール来たらね？



あ、はい、わかりました。



その日は早く向かいますとかね出来るわけよ



だけどね………



不定期で来るとね……本当に不安になるの



明日会社行けるかなって



色々な意味で………



そんで持ってね、会社行けなかったらその分はいつやるんだって思うとね不安で不安で夜はぐっすり眠れるんだけど



次の日の朝忘れた頃にメールが入ってて泣きたくなるの



要約します。



クッッッッソめんどくさい。以上。



いやだってさぁぁぁぁ



仕事終わりだぜ？

病院終わりだぜ？



帰って寝たいよぉぉぉぉぉ



スプラやりてぇよよよよよよよよ



とか思いながらも５分おきに入るメールが怖くて結局奴の家に参りました。



震えすぎてチャイムが押せないと言ったらもらった合鍵でオートロックを開け、エレベーターに乗り、家に入る。



あ、これはチャイム鳴らしたほうがいいかな？



入れかけた鍵を引っこ抜いてチャイムを鳴らす。



ま「…………はい」



そして、出る。



「あー、来たけどー」



ま「A！？」



速攻でガチャリとドアが開く。



「よ」



ま「ま、ままま、ま、マイエンジェル！！！」



「うるせぇ、玄関先で叫ぶな！」



ま「口が悪いAも好き！」



「元気じゃん」



ま「元気、とは違う。嬉しい」



「そっか」



違いがわからないとか言ったら…殺されそうだな



ま「とりあえず、上がって！お寿司の出前とったから！」



「私もお前が好きだ！食べよう！」



ま「うん！あ、ウニは全部僕のだよ？」



「はぁ！？私のなんですけど！ウニのない寿司は寿司じゃない！」



ま「えぇ！？出前とったの僕なんだから僕が好きなの食べて当然でしょ！」



「は、ちょっと！レディーファーストって言葉を知らないの！？」



ま「Aは天使だから違う」



「エンジェルファーストだしぃ？」



ま「必殺技みたい」



「お前を抹消する技だ」

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