唄 ページ26
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｢強国のドレスローザの偽りの栄華とその本性｣
世界最大の闇の仲買人｢ドフラミンゴの失脚｣
───そして海軍本部｢"大将"藤虎の土下座｣
籠の中に閉じ込められていた"大事件"は世界へと放たれ
隣国3島に流された"映像"と"情報"は、島から島へ
新世界諸国
実害を孕んで瞬く間に世界を駆け抜けた
─────────
そして現在は夜
王宮での休息をと誘われたが、今はあの片足の男…もとい、カルタの丘にあるキュロスの家で休んでいる
俺は別にどちらでもよかったが…何だか今は、麦わら達と共に居たかったのもあってこちらの方で休む事になった
そのカルタの丘の端
夜風を浴び月の光を受けながら、耳に残っていた懐かしい唄を口ずさんでいた
｢さっきから同じ部分しか聴いてないな、他の部分は忘れたのか？｣
『……まさか、ワザとだよ。──兄さん』
ふわりと風がおこり、隣に兄さんが降り立った。
服装も髪も黒に染まっている兄さんは闇夜に紛れやすいだろうとも思いつつ、月明かりを受けたその眼はワインレッドのように光って見える。
｢寝ないの？｣
『うん…寝付けなくて。けどいいんだ、明日にはもうこの国を出る。だから今の光景を眺めておこうと思って』
あの男の支配から俺も解き放たれた身。
やっと自由を手に入れられたから、これからどこに行こうとさっきまで考えてたところだ。
兄さんが隣に座る。
キュロスの家には麦わらの兄が居るらしい。
顔を見に来たとの事だ。
『…もう行くの？』
｢あァ…CP0が引き返して来てるらしいから。狙ってるの俺達だから出なきゃならなくなった。ついでにお前達も早めに国を出とけよって教えに来たんだ｣
『そうだったんだ…』
そうか、また兄さんと離れ離れに
…それは、寂しいな。
肩に腕が回る
ゆっくりと体を寄せられると兄さんの胸元に顔が落ち着いた。
｢俺も寂しいよ、またお前と離れるなんてな｣
『…考えてた事、一緒だった』
｢当たり前だろ、俺達は"兄妹"なんだから｣
…ふふ、そうだな。確かに。
その言葉で胸が温かくなる
頭の上で兄さんが笑う
｢離れ離れになっても俺はずっとお前を想ってる。誰よりも、お前を想ってる｣
『わかってる…ありがとう、兄さん。大好きだよ』
｢俺もだよ、スザク｣
───
作者の落ち度により違反をしている事が判明したので歌詞は消しておきました、以後気をつけます…。
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ツバメ - 頑張って下さい楽しみにしてます (2022年4月21日 12時) (
レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず招き猫(プロフ) - ツバメさん» ツバメさん、2度目のコメントありがとうございます。頭足らずでちょっと理解が及ばないのですが続きをご所望という事ですね？申し訳ありません、前にも言いましたが執筆中でして…首を長くしてお待ちください。 (2022年4月20日 23時) (レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 何度見ても面白いです この続きに似た別の作品とその作品名はもうあるのですか！？ (2022年4月20日 19時) (レス) @page45 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず招き猫(プロフ) - ツバメさん» ツバメさん、コメントありがとうございます。申し訳ありません、ただ今キリのいい所まで執筆中でして…公開までもう暫く首を長くしてお待ち頂ければ幸いです…。 (2022年3月21日 17時) (レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 話が面白すぎてもっと続きが見たいです 恋愛に関して疎い彼女マルコとどうくっつのかや麦わらとローとゾウ編気になります (2022年3月21日 5時) (レス) @page45 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず招き猫 | 作成日時：2021年11月15日 17時
