一泡吹かせる42回戦 ページ44
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『何で…？』
ブランコで暇をつぶしていれば、真剣な顔をした千冬がいるからびっくりした。
急いできたようで息が切れている。
「松井と場地さんから全部聞いた。」
その言葉の意味を理解するのに少し時間がかかった。
え、じゃあ私が千冬を好きってことも伝わって…！？
『うわ、え、ごめん！好きとか、容赦なくフッてもらっていいんでっ！！』
こんな形で伝わっちゃうなんて思ってなかったのに。
真っ赤な顔でそう訂正する。
そして恥ずかしさに耐えきれず、この場から逃亡しようとした時である。
「逃げんなよ。」
『ちふ、ゆ…』
耳元でいつもより低い千冬の声がした。
何で？何でこうなった？
私はこの状況が理解できなくて軽くパニックである。
「俺の話、聞いてほしい。」
『うん…』
千冬に手を引かれ、ベンチまで連れていかれる。
心臓が壊れそうなくらい激しく脈打っているのが分かる。
「俺も、Aのことが好き。」
ちょっとの間のあと、千冬がそう言った。
『それって幼馴染として…？それとも私と同じ？』
「Aと同じ方。」
これは夢だろうか。
横を見れば、頬をほんのり染めた千冬がいる。
さっきまでとは違う温かな涙が頬を伝った。
「今まで気付かなくてごめん。たくさん傷付けてごめん。これからは俺からも好きって言うから。」
『うんっ、嬉しい…。』
千冬は泣きながら笑う私を見て、困ったように笑った。
そして、千冬の体温と匂いに包まれる。
「そんなに泣くなって。俺がいじめたみたいじゃねぇか。笑」
『ぶっちゃけ千冬のせいで泣いてるし。抱きしめても好きって言っても気付かないって鈍感すぎだよ？』
「ごめんな。ありがと。」
『許す。』
千冬のこと諦めなくて本当に良かった。
やっと実った私の恋。
最初で最後の初恋。
「A、すき。」
『私も。』
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むーこ - 場地さんのイケメンが炸裂しまくっている、、、、！悪女ちゃんまで幸せにできる夢主ちゃん、最高です！ (12月29日 18時) (
レス) @page50 id: 612ac16389 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 場地さんがカッコ良すぎる！好きな人の恋愛相談乗るのきついでしょ（知らんけど）まじイケメン...千冬は笑えるw (2023年2月25日 10時) (レス) @page50 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 月夜さん» いや、本当それなです…。場地さんマジでカッコよすぎて死にますね…。コメントありがとうございます！ (2022年3月31日 20時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 場地さんがイケメン過ぎて死ぬ (2022年3月31日 13時) (レス) @page49 id: 85781a1d6e (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 東リベ推しさん» コメントありがとうございます！場地さんにはイケメンでいて欲しいという作者の希望です。笑 (2022年3月28日 17時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2021年8月29日 20時
