30、心配しなくていいよ ページ32
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『足痺れたぁぁ……』
「というより集中が続かないだけでしょ」
『正解だけど足も痺れたってぇ…』
2人で勉強し始めて1時間も経たないうちに、Aが僕の後ろで床に倒れこむ。
こんな風だけど、やればできる人だったりする。
ぶっちゃけ僕のおかげもあるんだろうけど。
『刀也はそれなにやってんの〜？』
「明日の英語の予習」
『相変わらず真面目…』
教員志望の僕としては、教えること自体苦ではない。
Aと勉強するのは意外と集中できるし、1度教えればできる人だし。
英語の予習やったくらいでその反応は考え物だけどな。
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・
「うおっ……、な、なに」
『彼女ちゃんの気分での行動なので、彼氏は我慢しろやください』
「急にはびっくりするでしょ」
不意に後ろで転がっていたAが、後ろから僕を抱きしめて来た。
驚きはしたけど、されるがままでシャーペンをまた走らせる。
『嫌じゃないの？』
「別に嫌じゃないよ…まぁ勉強はしにくいけど」
割と心臓大変なことになっている、とは口が裂けても言えない。
あくまで平静を装って、そう返す。
すると、ぎゅっと首に回る力が強くなった。
『……すき』
またもや不意打ちで、思わずシャーペンの手を止める。
「急にどうしたの」
『これからのために、私は唐突に好きって言うって覚えといて』
こんなA知らないんだけど。
Aは僕の反応を見て、少し笑う。
『私ね、今までみたいに好きの気持ちがなくなって刀也を傷付けちゃうかもなぁってずっと考えてたの』
「…うん」
『けど、何かどんどん好きになるんだもん。こんなの初めてで、最早それを心配してる』
肩に置かれたAの手に自分のそれを合わせる。
友達みたいとか、変な心配なんていらなかった。
Aは僕が思っているよりも、ちゃんと僕を見てくれて好きでいてくれているらしい。
「そんな心配しなくていいよ、僕も大概だから」
『ふふ、照れたな刀也よ』
「そうだよ」
『え、』
「僕だってよぉ！普通に照れるからな！悪いかよ！」
『ふふ、愛されてるな私〜』
「本当だよ、思い知れ」
『はーいwww』
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mil(プロフ) - あぁ、最高だ。。。 (7月4日 15時) (
レス) @page36 id: 5c38ee4561 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - リンさん» 私も周りが結構多いんで、それでちょっと思いついた作品でもあります…！マジで衝動書きみたいなモンなんですけど、そう言っていただけると嬉しいです！ (2022年12月3日 20時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - ころろさん» コメントありがとうございます！おお‥何かコンプリートしてしまった(笑)嬉しいです！期待に応えられるように頑張ります！ (2022年12月3日 20時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - エイの干物さん» コメントありがとうございます！新作出すのお待たせしてすみませんでしたぁ！！嬉しすぎるお言葉…！頑張ります！エイの干物さんも体調に気を付けてくださいね！ (2022年12月3日 20時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - わたしがいま蛙化現象真っ最中なのでめっちゃ嬉しいです (2022年12月3日 10時) (レス) @page5 id: 0f87eba771 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2022年12月2日 23時
