【2j3j】私たちは恋にはならない【knmc】

27、お好み焼き ページ29

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『ふふ、それにしても私が好きな人いるって言った後の絶望しきった刀也の顔は傑作だったなぁwww』



「紛らわしい言い方すんなよ」



『んはは！！』








近くにあったお好み焼き屋さんで向かい合わせに座ると、私はつい面白くなって思い出し笑いしてしまう。
別に意図して紛らわしく言った訳じゃないんだけどなぁ。








『今更別の人好きになるって思ってる方がおかしいよ』



「アンタ惚れっぽいんだから分かんないでしょう」



『あ〜、さっき注文に来た店員さんもイケメンだったよね』



「いい加減キレるぞ」



『刀也一筋だから心配しなくて平気だよーん』








刀也に伝えた通り、前みたいに冷めちゃう不安はないわけじゃない。
でも、刀也はずっといい所も悪い所も全部見て来たから。
私の事を1番に考えてくれるこの人なら、大丈夫な気がしてる。









『今日は私の奢りだから拗ねないでよ彼氏さん』



「別に拗ねてないですけど、何で」



『一応刀也勝利のお祝いってことでさ！因縁の相手にも勝ったし、面！！が入ったし』









ぶっちゃけ付き合って何か変わるかって言われたら、まだよく分からない。
でも別に私たちのペースで焦らなくてもいいよね。









『私、ひっくり返すのプロってるから見ててよ』



「えぇ怖」



『おりゃっ、ね？うまくない！？』



「うわ、変な技術高い」



『立派な技術でしょーが！！』










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