8、千冬 ページ8
・
「ありがとう、Aちゃん!直接松野くんにお礼言えてよかった!」
『千冬、あそこのお店のクッキー好きって言ってましたよ。センスいいですね!』
家に帰ると、お兄ちゃんが千冬を連れてきていた。
丁度いい、とクッキーを渡し、一緒に話を聞いてもらうことにしたのだ。
「ほとんどAちゃんが話してくれた通り。お礼言いたかっただけなのに、水溜まりに落とされちゃって。あと、散々悪口言われた後に二度と来るなって言われました。」
『莉々さんは可愛いから。』
「ありがとAちゃぁぁん!一瞬でもエルちゃんの仲間とか言った自分を殴りたい!!大好き!!」
『ありがとうございます。笑』
やっぱり、莉々さんがブスとか言ったエルさんは眼科へ行くことをすすめる。
確かに、エルさんは周りより顔が整っている。
それでも、心がブスだから。それは間違いない。
「ひどいッスね…。あと、クッキーありがとな!」
「いえ。こちらこそ、あの時は助かりました!」
『千冬はああいうの見過ごさないもんね。』
これは、千冬も味方になってくれるかもしれない。
マイキーくんに信じてもらうまでの道のりは長そうだけど。
「実は俺も皆の心酔ぶりは異常だと思ってた。
でも、周りが何とも思ってなさそうだったから、場地さんがそう思ってるって分かって安心しました!」
『やっぱり千冬もそう思うよね。何か皆麻痺してる感じ。』
「そうそう。まぁ俺は何とも思ってなくても、場地さんがそう言うんなら多分そうだと思うッスけどね。」
「やっぱお前に聞いてよかった。」
私は莉々さんにお礼を言うと、この事は他言しないように釘を刺した。
何かあった時のために、連絡先も聞いておいた。
千冬が怪しいと思っているのは嘘とかじゃないと思うから、千冬にも不審な行動は謹むように言った。
私、最初はエルさんが反省すればいいって思ってた。
でも、周りも巻き込んで、人を傷付けて、泣かせて。
もう、追い出すくらいしないとダメだ。
___マイキーくんに伝えるその日まで、頑張ってみようか。
1237人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミャウン⭐️ - 美人羨ま〜 (2022年4月4日 12時) (レス) @page18 id: e85af83036 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 作者の好きが集結した作者好みの夢主ちゃんです!まさに!笑 コメントありがとうございます!! (2021年11月23日 12時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
橋に生息する桃 - 夢主ちゃんカッケーっすね。もうカッケーとしか言えんです。 (2021年11月23日 12時) (レス) @page36 id: aad490b727 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 一匹の虎さん» コメントありがとうございます!悪女をこてんぱんにできる作戦があるなら、ぜひとも遭遇してみたいものですね!笑 (2021年11月13日 19時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - カルナさん» 本当に申し訳ないんですけど、作者はアニメ勢な上作品の結末はある程度考えてあるので難しいです…。本当にごめんなさい!またいつか天竺メインのも書いてみたいです!笑コメントありがとうございました! (2021年11月13日 19時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちょこれーと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時:2021年9月23日 12時