クスリなんかいらない os ページ11
「A来たでー……って、すっごい顔赤いやん。」
「あ…オスマン……来てくれたんだ…」
Aが風邪をひいたというので見舞いに来てみれば、ゼェゼェと息を乱し、顔を真っ赤にして此方を見ていた。
熱さまシートを額につけ、薄いピンクのパジャマを着ているAはどこか色気がある。
汗でぴったりと付着しているパジャマは湿っていて
Aは暑苦しそうだった。
「久しぶりに風邪ひいたんちゃう?中学は皆勤で休んでないやろ?高一の時も皆勤だったやん」
「うん、久しぶり…。風邪ひきたいとか言ってたけど、こんな苦しいだなんて思ってなかった……」
そう言ってまた咳をする。俺は見舞いの品を床に置いて、熱さまシートに手を伸ばした。
Aの熱を吸収しきった熱さまシートは既に冷気は無かった。どうやらこの熱さまシートは殉職したようだ。
俺はその熱さまシートをゴミ箱に向かって投げ、新しい熱さまシートをベリベリと剥がす。
絆創膏を貼るように優しくAの額に付けてやれば、Aは柔らかい笑みを浮かべた。
「んふふ……冷たい」
「せやろ?まぁあったかかったら困るけど」
それからちょっとだけたわいも無い話をしていれば、Aは眠りに落ちていた。
この時既に俺はムラムラしていて、一人で葛藤していた。
夏という季節が原因で、パジャマのボタンを一つ外しているAの谷間が主張されているのだ。
その上パジャマが湿って若干透け、可愛らしいブラも見えている。追加でAが弱っているという、何とも性癖にぶっ刺さる要素があるのだ。
(あー、もう無理や)
熱を持ったAを組み敷いて、首に纏わり付いている髪をどけてやる。
流石に気付いたのか、Aも瞼を開けて困惑した様子で俺の方を見つめていた。
「オスマン……なに…?」
「クスリなんか要らんやろ?すぐ治る方法があるで?」
グイッと顔を近付ければそれを拒絶するかのように顔を背けられる。
「ダメっ…うつっちゃうよ?オスマン…ねぇ」
「ええよ。うつしてや」
優しく口づけを落とせば、Aは折れたようで受け入れてくれた。真っ赤な顔に負けないくらいの紅い花を首筋に咲かせる。
弱っているAが俺の体に手を回して衣服を掴んでいるのが更に俺を奮い立たせ、帰りは六時過ぎ程になってしまった。
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久々の更新
テストなり検定なりバイトなりで更新する暇が
ありませんでした
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できるニート(プロフ) - 真由さん» ホントですか!そのコメントだけでも励みになります!更新頑張ります (2020年12月25日 12時) (レス) id: ffbcb8a332 (このIDを非表示/違反報告)
真由(プロフ) - 初コメ失礼します...!最新話が鬼っほど大好きです...解釈一致が凄いです...ありがとうございます...!!! (2020年12月25日 11時) (レス) id: 045f50c8f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:できるニート | 作成日時:2019年9月1日 14時