かくれんぼ rbr ページ3
＿＿＿一体どれくらい走り続けたのだろう。既に一時間は経っているのではないか。
走り続けながら隠れる場所をひたすら探す。
ロボロから逃げ切る。
そんな使命感が私の中には存在した。体力、時間感覚、色んなものが衰えてきている。
都合よく現れた廃墟に、私は無意識に足を運んでいた。
事の発展は、私が無断で飲み会に行ったことだ。ロボロには毎回、出掛ける場所や時間、内容などの詳細を伝えなきゃいけなかったのだが、それを伝えず出掛けてしまったのだ。
通知もオフにしていた事から、ロボロのメッセージに気付く事なく、悠々と家に帰ってきてしまった。
怒り狂ったロボロが、私を殺す勢いで向かってきたのでそれから逃げ今に至る。
嗚呼、素直に飲み会のこと言えば良かった。
やけに冷静な私の耳に、ロボロの声が遠くから聞こえてきた。
「なぁ！どこにおるん！？」
「はよ出てきぃや！」
明らかに怒っている。
壁と腐敗した箪笥の間に身を縮こませ、ロボロが居なくなるのを待つ。辺りもすっかり暗くなっているせいか、余計に畏怖を感じさせた。
「A！そんなに俺を怒らせたいんか！」
ロボロの怒号が近くで聞こえた。
目を瞑り膝に顔を埋める。
はやく、はやくどっか行って！！
どれくらい経ったのであろう。
ポケットの中に入っていたスマホで時間を確認してみれば、既に深夜を迎えていた。
帰ろう、そう思って立ち上がった時＿＿＿。
「見つけた」
そんな声が部屋で響いた。
「っ？！」
驚いて其方を見てみれば、そこにはロボロが立っていた。
「ここにおったんか、A。はよ、帰ろうや」
「ロ、ロボロ…。」
死人のような顔をしているロボロが怖くて仕方ない。一歩ずつ後ろに下がれば、ロボロも一歩ずつ近付いてきて。
「かくれんぼは楽しかったか？ほな、帰ろうや」
微笑するロボロの顔に月の光が当たり、不気味さを一層際立てていた。
腕を掴んだロボロの手を振り払うことはできず、私はただロボロに従うことしか出来なかった。
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未来(プロフ) - 初めましてぴくんとグルなんちゃらに性癖ぶち抜かれました (2019年5月22日 23時) (
レス) id: a2cb6e73c5 (このIDを非表示/違反報告)
うえちゃん(プロフ) - クズ先生好きなんじゃあ.....(^q^) (2019年5月9日 20時) (レス) id: 19511bfef8 (このIDを非表示/違反報告)
つらら@ちゃげっ娘。(プロフ) - すっごい面白いです！どの話も凝ってて読んでて楽しかったです！リクエストしていいですか？今までにないくらいのクズっぷり発揮してる大先生が見たいです！地雷に触れるなら嫉妬しょっぴくん可愛かったんで嫉妬大丈夫お願いします！ (2019年5月9日 3時) (レス) id: 9e136fef77 (このIDを非表示/違反報告)
レノ(プロフ) - エミさんの話めちゃくちゃ良かったです！その文才分けて欲しいですwまたまたリクエストになるんですが嫉妬ショッピ君とキス魔ロボロをお願いしたいです！ (2019年5月6日 23時) (レス) id: cf5e9d323f (このIDを非表示/違反報告)
レノ(プロフ) - リクエストに答えていたたぎありがとうございます！連続リクエストになりますが夢主を慰めるエミさんをお願いいたします！ (2019年5月5日 23時) (レス) id: cf5e9d323f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：できるニート | 作成日時：2019年5月3日 21時
