俺に関わってくれた人へ。

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side Akito





紫「あれ、トモくん。」






入ってきたのはトモやった。


横には丈一郎くんも。





緑「…ごめん、オトン。」


橙「トモ…っ、オトンも、ごめんな。」




俯くトモの後ろで、丈一郎くんはピースしとったっけ。


よくやった、みたいな顔で。





緑「俺、大毅に最悪なこと言ってもうた…、ちゃんと謝る。」







涙目で俺にそう告げ、病室の方へ向かっていった。


こうなってしまったのは、俺のせいやん？

やから、ついて行こうとしてんけど、濱ちゃんに止められた。





２人にしてやれや、と。







橙「丈一郎くん、ありがとうな。」


丈「僕はなんも。トモ焦ってましたよ、俺最低やぁ言うて。」





トモのモノマネをする丈一郎くんに、思わず笑顔になった。



濱ちゃんも、似てへんわぁなんて笑って。






丈「俺も、あんなちっさい弟に、同じこと思ったことあるんすよ。ほんま、申し訳ないです、和也には。」






それは、兄弟だからこその感情やねんな。



望にも、こんな思いはさせんって

ダメなオトンは反省した。







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