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past.2 ページ32

side.A


「えっ?相葉ちゃん知らないの?」


俺の顔が余程おかしかったのか、それともこの事を知らない俺に驚いたのか。


風間ぽんは有り得ないという顔で笑う。


「知らないよ。てかだいたい風間ぽんはどこでこの事知ったの?」


「結構有名な話だと思うけど?」


知らないのは俺ぐらいだ、という風間ぽんは他の奴に呼ばれてあっという間に消えた。



風間ぽんの話によれば、、この前食堂で見かけた櫻井先輩は大野先輩と付き合ってるらしい。


それも結構最近らしく、そこら中の女子がショックを受けてるって話。


どっちかって言われたら多分両方なんだろうな。


てか、訳ありって何なんだよーー


以前、風間ぽんがぼそっと呟いたのが全く分からないまま今日までいた。



「そんなの初めて聞いたし、、」


「何を?」



独り言として嘆いたつもりが誰かに聞こえてしまったようで、何でもないと言おうとすると、


思い切り顔を覗かれた。


「え、えぇぇーー!」


こんな大声を出しても恥ずかしいなんて感情はなかった。


だってそれ以前に…




「……櫻井先輩」


俺の顔を覗き込んでいたのは紛れもなく櫻井先輩だったのだから。


「何で、、櫻井先輩が…」


「いやいや、独り言だった?
難しい顔してるから悩みごとかと…」


「あっ、俺、一年の相葉です!」


忘れていた挨拶を思い出し、その場で起立し頭を下げる。


「そっか、俺は二年の櫻井です」


「存じておりますとも」


多分、貴方のことを知らない人はこの学校には居ないんじゃないでしょうか。


「そっか、俺どっかで会ったかな……」


あぁ、俺に勇気があれば聞けるんだが。


あいにく俺にはそんな事、聞けねぇしな。


「おっ、翔くん!」


出ました、恋人。


「智くん、、」


あぁ櫻井先輩、照れちゃってるし。


俺ここに居たらお邪魔何だろうな。


「すいません。俺もう行きますから良かったら大野先輩、ここどうぞ」


席を立って大野先輩に譲る。


「ごめんね、相葉くん。いいの?」


櫻井先輩が申し訳なさそうに謝る。


「はい、俺は全然大丈夫ですから」


「相葉くんね。今度またお礼するから」


櫻井先輩が俺の名前を呼んでくれてるだけで充分嬉しいですよ。


「気にしないで下さい」



教室に戻る間も何となく心が浮かれていた。


「櫻井先輩、優しかったなぁ」


てかあの二人が付き合ってるってのも案外、噂じゃないかもな。


どう見てもあの空気感は優しくて穏やかなものだった。

past.3→←30 時には判断を。



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未翔(プロフ) - 蒼星さん» 読んで頂きありがとうございます。そう言って頂けると有難いです。出来るだけ更新したいと思いますので、これからもよろしくお願いします。 (5月26日 12時) (レス) id: b3cb87418b (このIDを非表示/違反報告)
蒼星(プロフ) - 初めまして。毎回更新を楽しみに拝読しております。わざわざ更新出来ない旨のご連絡ありがとうございます。読者は作者様から与えて頂くもので楽しませてもらっていますので多少の待ち時間は気にならないです。お気になさらずこれからも楽しみに待っています。 (5月26日 11時) (レス) id: c0123debb3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:未翔 | 作成日時:2019年5月19日 21時

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