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17 儚さに揺れる。 ページ17

side.A


お風呂から上がって翔ちゃん達が居るリビングに戻る。


「翔ちゃん、お風呂入る?」


「うん。智くんが入った後でいいよ」


今日は症状も出ていたみたいだし、身体も疲れているだろうから、てっきり入らないのかと思ったが返ってきたのは前向きな答え。


「体調、まし?」


「ニノと話したからかな?何かすっごいホットしたっていうか…」


やっぱり不安な時は実際に話すのが一番効果的なのかもしれない。


まぁ大ちゃんに聞いたところによれば、一言二言しか話してないみたいだけど。


「翔ちゃんから離れるなんてないから。
俺たちはずっーと、ずっとそばに居るよ」


こんなクサイこと翔ちゃんは望まないかもしれないけど、言葉にしないと伝わらない気がしたから。


少しでも不安をなくしてあげたくて。


今の俺に出来ることはこれぐらいしかないんじゃないかって、言葉に出して身体から滲み出る優しさも必要なんじゃないかって。


「ありがとう、雅紀。でも俺も強くならなきゃ。いつまでも皆に迷惑ばっかり掛けられないし」


でも俺のこの想いはいつも翔ちゃんには届かないね。


俺よりずっと先を歩いている翔ちゃんは甘えないし、頼らない。


迷惑じゃないかって、そればっかり気にしてる。


気持ちが分からないこともないけど、この家に俺が住みたいってそう思った理由、知ってる?


きっとニノも松潤も同じだも思う。


翔ちゃんをもっと近くで支えたい。

そばに居たい。


儚い貴方の背中を、見ていた俺らは翔ちゃんの努力を知っているからこそ貴方の力になりたい。


ずっとそう思っていたんだ。




俺の目の前で笑う貴方はやはり今も儚さが消えなくて、いつも苦しくなる。


何も出来ていない自分に悩んで、でもそれでも俺の気持ちが変わることはなかった。


「翔ちゃんはこれ以上強くなんなくていいよ」


そんな一言すら涙ぐまずに言えなくて。


ごちゃごちゃになった心を綺麗に溶かしてくれるのはいつも儚い貴方だ。


「泣くな、雅紀。
俺は雅紀の笑った顔が好きだから」


そんな優しい言葉を兄貴みたいに、ホントに。ズルいったらありゃしないんだから。


「俺も翔ちゃんの笑った顔、大好きだよ」


どうしたら翔ちゃんに近付くことが出来るだろう。


一緒に住んでいるはずなのに近くに居るはずなのに、拭えないこの想いはいつか貴方にも分かってしまうのだろうか。


いや、それすらも分かっているの?

18 綺麗な才能は。→←16 兄貴の強がり。



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未翔(プロフ) - 蒼星さん» 読んで頂きありがとうございます。そう言って頂けると有難いです。出来るだけ更新したいと思いますので、これからもよろしくお願いします。 (5月26日 12時) (レス) id: b3cb87418b (このIDを非表示/違反報告)
蒼星(プロフ) - 初めまして。毎回更新を楽しみに拝読しております。わざわざ更新出来ない旨のご連絡ありがとうございます。読者は作者様から与えて頂くもので楽しませてもらっていますので多少の待ち時間は気にならないです。お気になさらずこれからも楽しみに待っています。 (5月26日 11時) (レス) id: c0123debb3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:未翔 | 作成日時:2019年5月19日 21時

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