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side.O
「智にい、今日はバイト？」
「んいや今日は休み」
「なら、和のこと頼むわ」
「ほいほーい」
朝、ソファーでゆっくりしていると、キッチンに立つ潤から、朝ご飯を食べたがらない和の事を頼まれた。
朝ご飯、どうして食べないかねぇ。
2階にある和の部屋を見上げていると、
その隣の扉が開いた。
「おはよぉ智にい。あれ、潤ちゃんは？」
「おはよう雅紀。今、学校行ったところ」
「相変わらず忙しいんだね、部活」
ちゃっかり寝癖をつけたまま、リビングに降りてきた雅紀は冷蔵庫から牛乳を取りだしグイッと一気飲みする。
雅紀もついこの前までは部活もしてたんだけど、引退しちゃたからね。
潤が作ってくれている朝ご飯をテーブルに運び、キョロキョロと誰かを探す雅紀。
「あれ？翔にいは？」
「まだ起きて来ないんだよね」
「へぇー珍しい」
翔ちゃんはいつも早起きだからね。
「見に行かなくていいの？」
「まぁもうすぐ起きるんじゃない？」
そう思って、
リビングの横にある扉を見つめる。
そこは翔ちゃんの部屋。
以前は両親の部屋だったのだが、アレ以来あの部屋が翔ちゃんの部屋になった。
「俺、見てくるよ」
やや大き目なパンを無理やり放り込み、立ち上がった雅紀は翔ちゃんの部屋へと向かう。
扉はしまったものの、
中からは楽しげな声が聞こえてきた。
やっぱり起きてたか。
・
あの日のことはよく覚えていない。
翔ちゃんと2人近くのコンビニに行って頼まれたアイスと、俺はインクが切れていたペンを新しく買った。
さほど家から離れていないコンビニ。
翔ちゃんと話ながら歩いていた。
そう、ただ楽しく話していただけなんだ。
それなのに次の瞬間には、翔ちゃんに物凄い力で弾き飛ばされて、気付いた時には翔ちゃんの周りは真っ赤で。
それでいて翔ちゃんは
ピクリとも動かなかったんだ。
怖かった、翔ちゃんが消えちゃいそうで。
俺の隣から居なくなる気がして。
そして、病院に着いてから知らされた現実。
『現段階では、もう手や足が思い通りに動くことはありません』
俺が2人で行こうなんて言ったから。
買いたいものがあるなんて言ったから。
絶望と後悔に押し潰されて
何も考えられなくなっていた。
そして、それは和も同じだった。
泣いて泣いて泣き叫んでいた。
アイスが食べたいなんて言わなきゃって。
でも、翔ちゃんは泣かなかった。
大好きだったサッカーを諦めて
字を書くことすら難しくなったというのに。
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嵐LOVE - こんばんは。こちらの方の更新も待ってます。 (2021年10月7日 21時) (
レス) id: a1f8b535b7 (このIDを非表示/違反報告)
嵐LOVE - リクエストです。リアル設定で相葉ちゃんが便秘になってしまうお話をお願いしたいです！ (2021年9月25日 22時) (レス) id: ee46b7a234 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - はじめまして！楽しく読ませてもらっています😆潤くんが寝不足と過労で倒れてしまうお話が読んでみたいです！お時間があればよろしくお願いします🙇 (2021年9月25日 19時) (レス) id: 02c62ba3b2 (このIDを非表示/違反報告)
未翔(プロフ) - あいさん» ご希望に添えていたのなら幸いです。いつもリクエストをして頂き、また読んで下さってありがとうございます！！ (2021年9月25日 13時) (レス) id: b3cb87418b (このIDを非表示/違反報告)
未翔(プロフ) - かなさん» いえいえ、私の力不足というところもありまして。リクエスト通りに出来ず申し訳ありません🙇⋱ (2021年9月25日 13時) (レス) id: b3cb87418b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未翔
| 作成日時：2021年9月21日 15時
