001 ページ1
.
運動神経が良くて、頭もそこまで悪いわけじゃない。嫌いな人はいないんじゃ無いかと思う程の整った容姿を惜しみなく周囲に振りまき、だいたい笑顔。顔に見合う身長もあって、それに加え優しいと来たら惚れない女の子はいないだろう。かくいう私もその1人だ
『...なんて顔してんのよ、』
私は綺麗な肌に手を伸ばして、ジョングクの頬をつねってやった。
▽
新入生として入った私たちの中に飛び抜けて目を引く人がいた。クラスに彼が入ってきた瞬間から空気がガラッと変わったのを今でも忘れない。それが私とジョングクとの出会い
「初めまして、俺チョン・ジョングク。よろしく」
『キム・A、よろしくね』
席が近くて誰よりも先に挨拶を交わした時、一種の感動をおぼえた。なんでそう思ったのかは未だに謎だが、多分自分の想像より綺麗な声をしてたからだと思う。それから怒涛の4月を乗り越え、5月の中旬に差し掛かった頃にはもう高校の難しい授業が始まっていた
「ねえ」
『なに?』
「俺今すごく寝そうなんだけどさ、なんか話して俺の眠気覚ましてよ」
なんで私がそんな事をしなくちゃいけないんだ、授業に集中させろと思いつつも、自分の腕を枕にして私をとろんとした瞳のジョングクを見たらそんな気持ちはすぐに吹っ飛んだ。好き、好きじゃないにしろ、こんな美形に見られて嬉しくない人などいないと私は思っている。
『...昨日家のお風呂で転んでたんこぶ出来た』
「え、なにそれ、大丈夫なの」
『小さいから大丈夫。ほら』
「ぷっ!!あはは、なんでそんな所にたんこぶできんだよ」
そんな笑わなくても...先生に怒られてしまえ。私の気持ちが通じたのか否か、すぐに先生の注意する声が教室中に響いてそれを見た生徒たちがジョングクを笑う。
こんなごく普通の日常が好き
.
257人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Labia(プロフ) - 1ちゃんさん» ありがとうございます。 更新致しましたので、是非見ていってください^ ^ (2020年8月18日 19時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
1ちゃん - あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"(泣)更新楽しみにしてます…(泣) (2020年8月13日 7時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - 1チャンさん» ありがとうございます!もっと1チャンさんをそのような気持ちにできるよう書いていきますね...!更新お待たせしないよう、頑張っていきます^ ^ これからも、『おやすみわたしの愛しき太陽』をよろしくお願いします! (2020年7月13日 19時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
1チャン - Labiaさん» 読んでいてとても心が綺麗な気持ちになります(泣)更新楽しみにしてます! (2020年7月12日 14時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - なむさんさん» 文章が綺麗...嬉しすぎるお言葉ですね(;_;)私がお話を作るにあたって意識している部分です。素敵な作品と言っていただいて恐縮です!私の想像で出来上がった物語ですか更に素敵な作品だったと思っていただけるように頑張ります!素晴らしいコメントありがとうございます (2020年6月14日 2時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:iris | 作成日時:2020年5月13日 6時