第6場面 ページ9
語り：森本慎太郎(ジャニーズJr.)
〜2日後〜
光くんが意識を取り戻されたと聴いた。俺の事は覚えていらっしゃらないみたいだけど。
でも、JUMPの皆さんから話はお聴きになっているらしい。
それに、俺が元メンバーの弟であることも、伝えてあるそうだ。
お見舞いに行きたいと言うと、山田くんが一緒に行ってくださることになった。
光くんは車椅子に乗った状態で、ロビーで迎えてくださった。
光くん「あっ、･･･ヤマダ？」
山田くん「光くん、命の恩人、連れてきたよ！」
「恩人だなんてやめてくださいよ、山田くん･･･。」
光くん「･･･ああ、この子がこの間言ってた？」
山田くん「そう。森本慎太郎くん。」
「森本慎太郎です。よろしくお願いします。」
光くん「よろしく。その節はありがとね。」
「いえいえ。おケガは大丈夫ですか？」
光くん「全治1ヶ月だってさ。リハビリ頑張らないと。」
「そうですか。早く良くなってくださいね。」
光くん「ありがとう。えっと･･･シンタロウくん、だっけ？」
「はい。」
光くん「お兄さん、今もお元気なの？」
「はい。今はZEROっていうダンス・ヴォーカル・ユニットで活動してます。」
光くん「へぇー。凄いじゃん。」
山田くん「龍太郎は、光くんの今の状態、知ってるの？」
「はい、とても心配してます。近いうちにお見舞いに行きたいと。」
山田くん「チャンスじゃん！」
光くん「次来たときに連れてきてよ！何か思い出せるかもしれないし。」
「はい！伝えておきます！」
山田くん「思い出すきっかけ、出来て良かったね。」
光くん「うん！」
光くん、お元気そうで良かった。事故に遭われたときはどうなることかと思ったけれど。
このまま順調に回復して、また一緒にお仕事できたらいいな。
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作者名：如月ちゃい | 作成日時：2016年8月9日 18時
