雪のように、儚い君を。 (ページ13)

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Ren M．ページ13

目黒side

めっちゃうなされたり、またすやすや眠ったりを繰り返してる…。大丈夫かな、、起こした方がいいかな。
でも、この寝顔がたまらなく可愛い。起こしたくない。

「大丈夫？おーい。」

声をかけながら、優しく体を揺すると目を擦りながら目を覚ました。それもまた、かわいい。
Aはなんだか、放っておけなくて守ってあげたくなるような、そんな雰囲気をもってる。
メンバーみんな、Aを守りたい気持ちがあると思う。
どういう意味でかは、きっと人それぞれ…。

俺がうなされてるのが心配で起こしたって伝えたら、ふにゃって笑いながら、優しいねって頭を撫でてきた。
何それ、ずる…。

もっと触れて欲しい、俺もAにもっと触れたい。

そんな気持ちを持つようになったのは、いつからだろう。

ラウ「俺もなでなでしてー！！」

隣で割り込んできたラウールが、Aに頭を撫でてもらって嬉しそうにしている。
はぁ…俺がしてもらってたのに…。
ラウールはこうやって甘えるのが上手いから、ほんとずるい。羨ましい。

ラウールは俺の本当の弟みたいな存在。こいつも放っておけないし、ついつい甘やかしちゃう。
ただ、Aとの時間を邪魔しに来られるのは、話が別。いくら可愛い弟とはいえ、許してやらない。

A「あー！めめが拗ねてる、笑」

ラウ「めめ拗ねてるの？かわいー！俺が邪魔しちゃったから拗ねちゃったんだね、可愛いねめめ〜」

「ラウール、お前っ、そんなこと言っていいんだな？お？」

ラウ「きゃー！！！めめが襲ってくるー！！笑」

俺とラウールがじゃれ合ってるのを見て、ケラケラ笑うA。この笑顔をずっと守りたい。
俺の気持ちを伝えると、きっと困らせる。
だから、今は胸の中にしまっておこう…。大切に。