【沖田総悟】真選組の美男美女カップル観察日記２

45日目 ページ3

新八side



『すみません。少しの間泊めてもらってもいいですか？』


とても驚いた。もちろん突然の来客のことではない。しれっと混ざってくる奴もいるからその程度では驚かない。僕が、いや、僕と姉上が驚いたのはAさんの状況である。

応急処置しかされておらずボロボロの状態でうちに来たAさん。この状態で歩いてきたようで肩で息をしていて辛そうなのが感じとれる。




お妙｢理由はあとで聞かせてもらうわ。まずはお風呂に入ってらっしゃい。新ちゃんは救急箱の用意をよろしくね｣

新八｢はい！｣

『ありがとうございます』


＊＊＊
＊＊
＊


それから僕達は、風呂から上がり手当てが終わったAさんから神楽ちゃんの兄である神威さんとのこと、沖田さんと喧嘩をしたことを聞いた。



お妙｢そんなことがあったのね｣

『巻き込んでしまってすみません』

お妙｢気にしなくていいのよ。きちんと沖田さんに謝ってもらうまでうちにいていいわ！｣


『ありがとうございます。昼間は仕事で屯所まで行くので寝泊まりだけになるんですけど、お願いします』

新八｢その怪我で仕事行くんですか！？｣

『今日の報告書書かなきゃいけないから』


神威さんとの戦いでボロボロの状態になっているはずなのに、仕事熱心すぎる。半分くらい銀さんに分けてあげてほしいくらいだ。






お妙｢じゃあ分かったわ。仕事行くのは許すけれど、1つ条件をつけます｣

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