37話 ページ44
37話(人2)
相澤｢お早う｣
『お早う』
｢｢｢(なんか似たタイプなのが来た…！)｣｣｣
USJ事件から一週間もしないうちに、メアリさんは復活した。
復活の早いメアリさんに驚きつつも、クラスのそれぞれが｢退院おめでとう｣の声をかけた。
そんな日の休み時間。
轟｢神崎、蕎麦好きだって言ったよな｣
｢おー！好き！｣
轟｢日曜空いてるか？｣
｢空いてるよ〜｣
轟｢じゃあ蕎麦、食べに行かねぇか。最近美味いところ見つけた｣
｢え、行く行く｣
轟くんからお蕎麦のお誘いが来た。
正直嬉しいよ！蕎麦好きだから！
その後連絡先の交換をして、私に日曜の楽しみが出来た。
轟くんが自分の席に着いた後、私の席の周りにクラスの女子全員が集まった。
八百万｢あああああのっ、日曜日の午前、私の家に遊びに来ませんこと！？｣
｢は、はいっ？｣
麗日｢…あっ、なるほど。ウチも参加したい！｣
耳郎｢うん、ウチも｣
芦戸｢面白そうだから私もー！｣
クラスの女子全員はやおももちゃんの意見を聞いて何かを察して参加決定。
え、待って？なになに、何するの！？
｢ちょっと待って！え、何？｣
八百万｢なにって…デートのお誘いではないのですか？｣
葉隠｢そうそう！服決めさせて！｣
｢ふ、服なんて別に…｣
｢｢｢｢ダメ！｣｣｣｣
皆が皆、口を揃えて服を選びたがる。
私はその威圧に負けて、日曜の午前はやおももちゃん宅で着せ替え人形になることになった。
それはまた轟くんの方も同じだったようで、そっちは上鳴くん主催、爆豪くん宅での着せ替えらしい。
…てか、皆がデートデート言うからなんか恥ずかしいじゃん！？
違うから！蕎麦好きどうし、美味しい蕎麦屋の情報交換なだけだからー！！
…そんな悲痛な叫びは、誰にも届かなかった。
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作者名：まりやと時雨 x他1人 | 作成日時：2018年8月16日 14時
