30話 ページ36
30話(人2)
USJ…ウソの災害や事故ルーム。
私はこの学校のネーミングセンスを疑った。
｢いいんちょー…どう思う…USJ｣
飯田｢ああ！とても良き名前だな！｣
｢うんごめん！いいんちょーに聞いた私が悪かった気がする！｣
私はこの『USJ』の名前について、一番近かった委員長…飯田天哉に声をかけた。
あ、そうそう、委員長が緑谷くんになってから、緑谷くんから委員長は飯田くんがいいって言ったんだよね。
てことで、委員長飯田天哉、副委員長八百万百に変更。
…っていう、ちょっとした回想でした！
｢救助、かぁ…私どっちかと言うと救助より戦闘サポートの方が向いてるんだよなぁ、多分｣
飯田｢何を言う！君の個性は人にも自分にも使えるじゃないか！救助にも戦闘にも向いている！｣
｢…あ、そう？｣
飯田くん褒められて、少し気分をよくした私は、今回の救助の授業を頑張ろうと意気込んだ所だった。
噴水の所から、黒い影がふっと出た。
瞬間、相澤先生の怒声が響く。
＿＿ヴィランだ。
私たちに考えさせる暇を与える間もなく、黒い霧に巻き込まれた。
｢うわぁあ、土砂ゾーン！待って待って、この高さから落とされたら普通死ぬからぁ！｣
が、なんとか体制を整えて少し砂の盛れている所に着地。
…え、寒い。
轟｢…神崎。お前もここだったか｣
｢轟くん。遭遇率高いね｣
轟｢悪いが終わった｣
｢う、うん、見たらわかる…｣
私が飛ばされたのは土砂ゾーン。
もう既に轟くんが片付けてくれてたらしい。
轟｢…どうする？｣
｢…今、いいんちょーが走っていく姿が見えた。しばらくすれば誰かしら先生が来てくれるはず｣
私は轟くんが凍らせた敵を全て気絶させながら話していた。
するととても大きく、とても威圧のある声が聞こえた。
轟｢……オールマイトだ｣
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作者名：まりやと時雨 x他1人 | 作成日時：2018年8月16日 14時
