第十六話 ページ17
しのぶside
しのぶ「貴女は、何故鬼になったのですか?」
『……5年前、大切な人達が殺されそうになって、無惨様は私が鬼となり嫁となるのなら、その人達の命だけは助けるって言ったから。鬼なんかになりたい訳ないじゃない。人を守るには、それ相応の代償が必要なのよ』
御館様「君は、今まで一体何人の人を食べたんだ?」
『……私が鬼になって、殺した人間はただ一人。〈自分〉だけ。鬼になったその日に、私は私を殺した』
伊黒「意味がわからないのだが」
『……鬼となった私は、鬼になるくらいなら死んだ方がマシだって思って、自分の体に手を入れて、心臓を取り出して自分で食べたの』
善逸「心臓を!?でも、今の君からも心臓の音はするよ?」
『……無惨様が、自分の心臓を私の心臓に埋め込んだの。だから、私は首を斬られても、心臓を貫かれても死なない。死ねない。君達に私を殺す事は不可能なんだよ』
しのぶ「鬼舞辻無惨の呪いにかけられた鬼は、人間だった頃の記憶をなくし、彼の名を呼べば細胞が反応してその場で殺されます。貴女は何故、死なないのですか」
『答えは簡単。禰豆子と同じよ。鬼舞辻無惨様の呪いを解いてあるの。……だから、私には、』
その言葉と同時に朝日が昇る
御館様が話を長引かせてたのはこの為なのに
まるで無駄だと言うように彼女は笑った
『……太陽の下でも、平気で生きられる』
悲鳴嶼「なんと……」
御館様「気づいていたんだね」
『……えぇ、貴方の考えなど、とっくの昔から知っております。貴女方が誰も思い出せないのは、仕方ないですが……少し寂しくもあります』
冨岡「君は一体、なんなんだ」
その時
善逸「うわぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!!」
炭治郎「なんでッ……どうしてッ……」
善逸と炭治郎は、二人とも頭を抱えて膝まづく
善逸「何でッ……どうしてッ……こんなにも……」
炭治郎「頭が痛くなる程、苦しくなるほど」
善・炭「悲しい匂い/音がするんだ!?」
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鮭大根(プロフ) - ウェーイ( ・∇・)面白いです!!これからも頑張って下さい!!応援してます!!続き楽しみ〜(´-ω-`)ムフフ (2020年8月5日 19時) (レス) id: ef1af2de4e (このIDを非表示/違反報告)
風花(プロフ) - 泡沫さん» 返信遅くなってすいません!取り敢えずこの作品では無惨にイライラするかも?笑でもまぁ大目に見てくださいwわかめの味噌汁美味しいですよね((笑 (2020年2月13日 3時) (レス) id: 683ea77874 (このIDを非表示/違反報告)
泡沫 - 遅くなりましたが風花さん新作おめでとうございます。無惨に腹が立ったのであのクソワカメを味噌汁にぶっ込んで来ます。(は?) (2020年1月28日 21時) (レス) id: db06b9d2ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風花 | 作成日時:2020年1月20日 1時