第１７９話 ページ41
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「ここが閻魔室｡マザーがいるところよ｡」
ゴクリと唾を飲む｡
意を決して扉をあけた｡
「この糞馬鹿者共ォオオ！！書類のここ！間違っているではないか！！やり直せェエエ！！」
「「！？！？」」
いきなり響いた怒鳴り声｡
視界に映るのは女の鬼人とその部下らしき鬼人｡
「「すみません！！」」
「謝っている暇があるのならさっさとやってこんか！！糞馬鹿者共ォオオ！！」
「「御意！！」」
鬼人達は大慌てで部屋から出ていった｡
「ん？ミカエルか｡連れてきたのか？」
「はいマザー｡この二人の鬼の子達です｡それと…」
「アォン！！」
ケルちゃんがマザーと呼ばれる人に飛びついた｡
「ケルベロス！！貴様今まで何処にいたのだ！もう少し帰ってくるのが遅ければ貴様を殴り飛ばすところだったぞ！」
言葉のわりにはケルちゃんを撫で回すマザー｡
「おお､貴様らが新しい我が愛しの子供か｡待っていたぞ｡」
ニヒルに笑うマザーは､ケルちゃんを地面に降ろすと､私達に向き直る｡
「改めて､我はこの冥界と天界を仕切る鬼神｡人間からは神とも呼ばれている｡愛しの子らにもそう言われていたが､その呼び方はしっくりこないのでな､マザーと呼ばせている｡」
貴様らは？とマザーは目で言ってくる｡
「はっはじめまして！Aです！」
「エトワールです！」
「ふむ､Aにエトワールか｡なかなか良い名だな｡だがA｡我の前で嘘は許さん｡真の名を言え｡」
さすが神とも言うべきか｡
全てお見通しって訳ね｡
「すみません｡本名はアン｡ゴール・D・アンです｡」
「よろしい｡アンにエトワール｡早速で悪いが､貴様らは人間界に留まるという事で良いのだな？」
私達は無言で頷く｡
「いいだろう｡細かい話は後だ｡今から我は､貴様らにある術をかける｡それはとても苦しく辛いものだ｡それでも良いのだな？」
「「はい！！」」
強くなって家族を守るの｡
そのためなら､どんな苦しみだって耐えてみせる！
だって今までだってそうしてきたんだから！！
「……いい心意気だ｡歯ァ食い縛れよ！！
インフェルノォオ!!」
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リツ(プロフ) - 酒恋女さん» そんなにですか！！ご愛読ありがとうございます！この小説を読んでくれるってだけで嬉しいです！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年3月22日 7時) (
レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
酒恋女 - リツさん！！！！！！！すっごく感動しました！！！！もう"ひまわりな君へ"を読むとき、片手からティッシュが離れませんでした！！！！！！！これからも更新を楽しみにしています！アンとえと！！！！頑張れ！！！！ (2018年3月22日 0時) (レス) id: 39f73519ea (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - 三村友里亜さん» 嬉しいお言葉！励みになります！ありがとうございます､頑張ります！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
三村友里亜(プロフ) - 毎回楽しんで読ませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: c7ded62622 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - miチョコさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2018年2月22日 7時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リツ | 作成日時：2018年1月13日 23時
