第１５９話 ページ21
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それからというもの､エトワール君はあの天竜人の振る舞いで､タカさんに帰すよう頼み込んでいた｡
「またダメだった……」
「普通に話せばいいのに…タカさん達ならきっとわかってくれるよ？」
「でも俺を帰そうとはしない｡」
エトワール君は悲しそうに呟くと､用意された自分の部屋に戻っていった｡
彼自身が話すまで､私は待っているつもり｡
でも､何故か胸の辺りがモヤモヤする｡
大事にならなきゃいいけど……
だが､その思いは虚しく当たってしまった｡
「A！天竜人の少年を見てない？！」
「エトワール君？見てないけど……」
「いなくなったのぉ！」
私はすぐに椅子から立ち上がり､ケルちゃんを連れてアズさんに着いていく｡
エトワール君､まさか……
「マリージョアに？！」
「はっはい！近くにいた海兵を呼び止め､マリージョアへ帰還なさったとのことです！」
やられたっ！と､タカさんは舌打ちをする｡
「すぐに準備しろ！マリージョアに行く！」
「了解！」
アズさん達に連れられて､港へ急ぐ｡
「よし､時間もない｡飛んでいくぞ｡」
「えっ…飛ぶ？」
「風系の術よ｡練習でできてたでしょ？」
「出来ましたけど､長距離は……」
「その時は私サポートする…安心して…」
私は意を決して唱えた｡
「
すると風が周りに集まり､ふわりと体が浮く｡
できた！
「やればできるじゃないか｡A｡」
そう言って､タカさんは私の横に来る｡
「そのまま飛んでいくぞ｡」
タカさんも浮き､ビュンッと空へ飛んでいった｡
「あたし達も行くわよぉ！」
そう言ってアズさんとメーデルさんも飛ぶ｡
ケルちゃんを抱えながら､私も意識を空へと向けた｡
「うっ…わあああぁぁぁあああ？！？！」
思ったよりもはやいいい！？
風の抵抗はないけど､感覚がぁあああ！！
「A大丈夫ぅ？！」
「なんとかぁぁあああ！！」
これマリージョアに着く前に､私が死ぬかもしれない！！
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リツ(プロフ) - 酒恋女さん» そんなにですか！！ご愛読ありがとうございます！この小説を読んでくれるってだけで嬉しいです！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年3月22日 7時) (
レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
酒恋女 - リツさん！！！！！！！すっごく感動しました！！！！もう"ひまわりな君へ"を読むとき、片手からティッシュが離れませんでした！！！！！！！これからも更新を楽しみにしています！アンとえと！！！！頑張れ！！！！ (2018年3月22日 0時) (レス) id: 39f73519ea (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - 三村友里亜さん» 嬉しいお言葉！励みになります！ありがとうございます､頑張ります！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
三村友里亜(プロフ) - 毎回楽しんで読ませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: c7ded62622 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - miチョコさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2018年2月22日 7時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リツ | 作成日時：2018年1月13日 23時
