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いじめっ子「弱っちいくせによ！」
いじめっ子「でしゃばってんじゃねーよ！！ザコが！」
？「何やってんだてめぇら…」
一人の男の子が、立っていた。
気がつけば、周りにいた6人はあっという間に倒されていた。
佐「ど、どうして…」
？「どうしてって……
どう見たって弱いものいじめだろうが…止めないほうがよかったのか？」
佐「助けてくれて、ありがとう……」
？「お前なぁ…
黙ってやられるだけだとつけあがるぞ
こーゆーやつら
ちったーやりかえせ」
途端に、悔しさや悲しさ、色んな感情が浮かんできて…
思わず目に涙をためながら…
佐「オレに、ケンカ…教えて…」
？「……。お…おう…」
あの頃のあんたはめちゃくちゃ強くて
自分から群れをつくることはなくても、自然と人がついていくような人だった
出会いも相まって、強烈に憧れた。
この人の後ろを歩けるようになったことが心底誇らしかった
…柊さんが中学を卒業した時のことだった。
佐「柊さん、卒業おめでとうございます！！
いよいよ風鈴ですね」
柊「ああ」
佐「柊さんならきっとてっぺんとれます！！
貴方みたいな人が誰よりも上に立つべきです！！
柊さんがてっぺんになるためならなんでもしますから！
オレも来年、風鈴で手伝わせてください…！」
当時まだ統一されていなかった風鈴であんたがてっぺんをとる
オレはそれを間近で見るんだと…本気で思っていた…
柊「なぁ、佐狐
お前はついてこない方がいい。」
佐「……え？」
なんて？
柊「オレは風鈴で梅宮ってヤツをかつぐことにしたんだ。
だから、オレはてっぺんにはならない。
ついてきても、お前が期待してるようにはなりようがない
お前はお前で、新しい目標を探せ。」
なんで？
？「わぁ、これ全部君がやったのぉ！強いねぇ
よければウチのチームにこない〜？オレともケンカしよ！」
佐「……強いヤツはいるか？」
？「そりゃあもちろんだよぉ」
？「オレも強いよ！」
？「ウチの理念は力の絶対信仰…強いヤツが認められる！
強ければ強いだけ上にいけるよぉー！」
佐「そんなのどうだっていい…
強いヤツとケンカができればそれでいい」
強くなってあいつを倒して
後悔させてやる。
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作者名：あいみん | 作成日時：2025年9月7日 22時
