19話 密談 ページ21
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夜の帳がおり空が闇に包まれる。
ある部屋のロウソクが静かに揺れた。
「合同任務ですか。」
「では、相手は上弦の可能性がある、と言うことでしょうか？」
不自然なほど人の気配を感じない中、ソコには影が3つあった。不死川実弥、宇髄天元、そして産屋敷ものだ。
「その可能性もあるが、低いだろうね」
「では何故」
2人は意外そうに産屋敷をみた。
「実を言うとね、任務には君たちだけでなく、もう1人柱を付けようと思っている。」
「………なるほど。白喰Aですか。」
「察しがいいね。」
宇隨が納得したように静かに答えた。
冷たい声だった。
「どういう事です？」
1人だけ納得できず不死川が答えた。
「…彼女はね、修行をし、鬼殺隊に入る以前の経歴が一切ないんだ。不自然な程にね。」
「っ！…なるほど。間者の可能性がある、という事ですか。」
部屋に冷たい空気が流れた。
“内通者”。
この鬼殺隊にはいる理由は殆どが怨恨であり、志を持って入ってきた者が殆どだ。
だからこそ内通者がいる可能性は低い。
そのため莫大な数の隊士の出処を調べ上げ、内通者かどうか見分けめる、という事は殆どなかった。
そもそも人間が、鬼の味方をするメリットが全くないというのも、ひとつの理由だが。
しかし、柱になるともすれば別だ。
柱は鬼殺隊の最高位の存在であり、それ即ち産屋敷の手足を意味する。
その手足が謀反を起こしトップに何かあれば、それは組織の崩壊を意味する。
柱に裏切り者など、絶対にあってはならない。
だからこそ情報のプロたる隠し達が、念には念を込め、必要以上に調べたはずだ。
それでも出てこない。
「今の段階では内通者まで行かなくとも、信用し重要な任務に就かせることは出来ないね。
隊士達は私にとって我が子も同然だ。
しかしこの鬼殺隊に入るのに経歴は必要ない。
だからこそ、鬼舞辻の手にかかったものが潜り込む可能性がある。」
「……」
「しかし、私は彼女を疑うような事はしたくない。
＿＿だから天元、実弥。今回の任務で君たちにはAの人となりを調べてきて欲しい。」
強い目で産屋敷は2人を見た。
「君達は特にAの事をよく思って居ない。だからこそ、彼女をより推し量ることが出来る。
故に、この任務で判断してきて欲しいんだ。
彼女は信用に値する隊士か、否か。」
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リートにゃむだ(プロフ) - 叶乃さん» ありがとうございます！！嬉しいです！めっちゃやる気出ました！これからも是非見てくださると嬉しいです！♪ (2023年2月9日 14時) (
レス) id: b781749068 (このIDを非表示/違反報告)
叶乃(プロフ) - 初コメ失礼します！作品とても面白かったです！内通者って言う設定がとても面白いです…！これからもが頑張ってください！ (2023年2月8日 23時) (レス) @page21 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
リートにゃむだ(プロフ) - ぺぽんさん» ありがとうございます…！凄く嬉しいです！！文才がない私が答えるのも烏滸がましいですが、助詞をなるべく使わない、空白と漢字を使いまくり文章をなるべく短くする。ってことくらいです。読みやすいと言われたのは初めてでテンション上がってしまいました笑。 (2023年2月7日 21時) (レス) @page14 id: b781749068 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - こんにちは、物語楽しく読ませてもらっています！ 読みやすく書かれているのに主人公の心情も分かりやすいので続きが楽しみです！ 私も小説を書いているのですが、文章がごちゃごちゃして読みづらく…にゃむださんは書くときに、何か気をつけていることはありますか？ (2023年2月7日 18時) (レス) @page13 id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
リートにゃむだ(プロフ) - 気づきませんでした。報告感謝です！ (2023年2月6日 19時) (レス) @page7 id: b781749068 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リートにゃむだ | 作成日時：2023年2月6日 18時
