対面 ページ11
−rt side−
何回通話ボタンを押しても
繋がらないことはわかっていた。
それでもいつか電話がかかってくると信じて、
俺は四六時中スマホを握っていた。
するとスマホが振動して、俺は急いで画面を見る。
そこには、
キヨ今日俺の家に来て
キヨAさんが話したいって
の文字。
すぐに出かける支度をして、
俺はキヨくんの家へと向かった。
.
キヨくんの家の前まで来たが、
俺は緊張でなかなかインターホンを押せなかった。
やっとAに会える。
それは嬉しいことのはずなのに、
笑顔で迎えられるはずの無い未来が怖かった。
それがAが逃げ出してから会いに行かない理由でもあった。
Aがキヨくんの家にいるのはわかっていた。
でも会うのが怖くて
電話であわよくば許しが貰えたら
なんて考えていた。
自分勝手な思考につくづく嫌気がさす。
勇気をだしてインターホンを押す。
こんなに緊張したのは
初めてキヨくんの家に訪問した時以来か。
いや、きっとそれ以上の緊張感だろう。
今にも逃げ出したい衝動をなんとか抑え、
いつもより長く感じる出迎えを待つことしかできなかった。
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ひばり(プロフ) - emiさん» 前作に引き続き読んでいただきありがとうございます〜！！すごく嬉しいです……！これからも応援よろしくお願いします！ (2020年5月29日 7時) (
レス) id: 22260f8f2e (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - 待ってました！！(誰) 前作も見ていました！ひばりさんの作品大好きなんです！！体に無理がない頻度で、更新頑張ってください！ (2020年5月29日 5時) (レス) id: ec0b5da59b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひばり | 作成日時：2020年5月28日 7時
