偶然が重なった出会いだと！？【弐】【stpr】【stxxx】【黄】

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黄side


「た、ただいま〜？」

「お兄ちゃん。しっかりして！
そんなふにゃふにゃしてるとこ見られたら怪しまれちゃうから！」


ふ、ふにゃふにゃ？
確かに不安そうな声が漏れたけど！
そこまで言わなくて良くない？


「あらおかえりなさい。遅かったわね」

「あのねー、お母様が喜んでくれるようなお花探してたのー！」

「あら、そうなの？嬉しいかぎりよ」


母親は明らかに頬がゆるっゆる
ころちゃんもわざとあざといキャラを作ってる
僕とAのことなんか目にも止めてない

あーあー。こんな母親気持ち悪すぎて嫌だよ…


「そのお花はどこにあるのかしら？」

「えへへぇ〜見たい？」

「えぇ！とっても見たいわ」


ころちゃんが時間稼ぎをしている間に僕たちは屋敷を走り回った

Aに手を引かれて走り続けると、縁側が見えてきた


『飛び降りるよ』


縁側を飛び降りて裏口の門まで猛ダッシュ。

そして門を開けると、4人が待っていた。

6人でこそこそと僕の部屋に移動するところちゃんとりいこちゃんが入ってきた


「ほら。これが異世界からやってきたお兄ちゃん」

「へぇ〜！見た目は同じなのにね！」


りいこちゃんは僕をしげしげと見つめてからAに駆け寄った


「A！てことはAにはどこにも異常はなかったんだね！良かったよ！あと、ごめんね。勝手に病人扱いしちゃって…」

『ううん。いいよ。大丈夫だし、そんなの気にしてないから』


2人は抱きしめ合った
現代の女の子って同性同士だとあんまり触れ合ってるとこ見たことないからなんか新鮮

49→←いらっしゃーせー

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