41話。 ページ41
Aside(直接的な表現は避けますが、少し過激なシーンがありますので苦手な方はご注意ください)
『…メローネ、でも聞いて。私が忠誠を誓ったのはあなただから………あなたの言うことをなんでも聞きます』
その言葉を聞いた彼は、ぴたっと拭いていた手を止め私を見た。
「…ねえ、俺のこと愛してくれてる、？」
『愛……とかわかんない、けど、…あなたのことしか考えてないし、あなたのためなら死んでもいいと思ってる……ずっと一緒にいたい…っ、…』
「よかった、………なあ、俺は愛してるよ、君のこと。」
タオルを机に置き、私の顔を両手で包んでゆっくり顔を近づけてくる。
「キス、しようか」
なんか、いつもと雰囲気違う。
でも弱ってる私には、どうしてもその妖しい雰囲気に飲み込まれることしかできない。
「ん………、ん、」
『っ、んん、……』
食むようなキスをしたあと、ゆっくりと唇の隙間に舌を差し込まれる。抵抗することなく受け入れると、ぴちゃぴちゃと小さく水音が鳴った。
『…、は、メローネ、…』
「うん…大丈夫。怖くないから」
『ち、ちが………私、わたししたことない、…だから、上手くできない…』
本心を口にすると、彼は一瞬止まり、そして強く私を抱き締めた。
「いいんだ、いいんだよ、………俺を良くさせようと思う必要なんかない。Aはそういう節があるから…今は、何も考えずに受け入れるだけでいいんだよ…」
「痛いことはしないから、安心して」
彼はそう言い、ゆっくりと私をベッドに倒した。
そして、私の口に指を差し込み掻き回す。口の中を誰かにいじられた経験なんてもちろんないから、すごくぞわぞわした。
『あ、あ、あ…』
「ふふ………可愛い。ちょっと鳥肌立ってる」
首筋を、指を入れてないもう片方の手で撫でながらそう言った。
頭がくらくらする。本当に私、今ここで経験してしまうのか。脳裏に浮かんだのは、いつかテレビで聞いた「初体験は、捨てたいと思うんじゃなくこの人に捧げたいと思った時がGOサインだ」。この言葉を思い出した。俗っぽい番組だったけど、まさかここで役立つなんて。彼はまさに言葉通り、「捧げたい相手」だ。
「…ん。下、触るね」
口から指を抜き、ぴと、と下着のラインにその指を這わせる。どくん、と心臓が鳴った。
続く (更新停止中)
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梅花 - こんにちは12話も最高です くるちゃんさんもこれから仲良くできたら嬉しいですお二人共これからもよろしくおねがいします (2021年9月21日 10時) (
レス) id: 7df7a78d6a (このIDを非表示/違反報告)
4番くん(プロフ) - くるちゃん。さん» ありがとうございます！これからも見てくれると幸いです。 (2021年9月19日 17時) (レス) id: 2a341e36a7 (このIDを非表示/違反報告)
くるちゃん。 - とっても面白かったです！ 読みやすいし 内容がしっかりしてるし、最高です！ 続き楽しみにしてます！ (2021年9月19日 14時) (レス) id: 653f3c1549 (このIDを非表示/違反報告)
梅花 - あひゃーペッシィィ可愛いなぁーおい 次回も楽しみにしてますね (2021年9月19日 10時) (レス) id: 7df7a78d6a (このIDを非表示/違反報告)
梅花 - あっーー10話でしたぁ 失礼いたしました (2021年9月17日 23時) (レス) id: 3d213de61e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：4番くん | 作成日時：2021年9月5日 8時
