17話。 ページ17
Aside
しばらくして、みんなそれぞれ起きてきた。私もそろそろ仕事に行こうと準備をする。久しぶりの任務だったので、少しだけ緊張していた。
「おうA、もう行くのか。早いな〜」
『はい、行ってきます。ホルマジオも拷問向きのスタンドを持ってましたよね?帰ったら参考にさせてください』
「んだよ、取っ付きにくいやつだと思ってたけど案外素直でかわいーじゃねえか!どこかの誰かさんみたいにくだらねえって言わなくてよォ!ま、後輩のためにコツを教えてやる」
「おい、Aはその道のプロだぞ。お前こそAから学べばいいじゃあねぇか」
イルーゾォがそう言い返し、また二人の間で喧嘩が勃発しそうになる。そんなふたりを横目に玄関を出ようとすると、メローネに呼び止められた。
「あれ?もう行くのか?」
『はい。徒歩だと結構時間かかるみたいなので』
「??何言ってるんだ?俺が送ってくんだから歩く必要ないだろ。」
え?来るの?私の任務なのに…?
『いやっ、え…来るんですか?メローネはお仕事どうするんです?』
「俺は今日ない。俺は君の教育係なんだから、仕事くらいどんなもんか見てもいいだろ?」
『えーっ…いや…でも私…』
「大丈夫だって、引かれないか心配してるんだろ。引かないさ。ていうか、リーダーにどんな風に仕事してるか見てこいって言われてる。」
メローネはピアスをつけながらそう言った。
ピアス、赤い…キラキラしてる。
『………』
「A?……あ、ピアスが気になるのか?」
『光ってたからつい…』
「つけたい?」
『あ…私、穴開けてないんです。ちょっと怖くて…』
そう言うと、メローネは笑った。
「じゃあ、今日Aの仕事が終わったら穴開けよう。そして俺とおそろいのピアス買おう」
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梅花 - こんにちは12話も最高です くるちゃんさんもこれから仲良くできたら嬉しいですお二人共これからもよろしくおねがいします (2021年9月21日 10時) (レス) id: 7df7a78d6a (このIDを非表示/違反報告)
4番くん(プロフ) - くるちゃん。さん» ありがとうございます!これからも見てくれると幸いです。 (2021年9月19日 17時) (レス) id: 2a341e36a7 (このIDを非表示/違反報告)
くるちゃん。 - とっても面白かったです! 読みやすいし 内容がしっかりしてるし、最高です! 続き楽しみにしてます! (2021年9月19日 14時) (レス) id: 653f3c1549 (このIDを非表示/違反報告)
梅花 - あひゃーペッシィィ可愛いなぁーおい 次回も楽しみにしてますね (2021年9月19日 10時) (レス) id: 7df7a78d6a (このIDを非表示/違反報告)
梅花 - あっーー10話でしたぁ 失礼いたしました (2021年9月17日 23時) (レス) id: 3d213de61e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:4番くん | 作成日時:2021年9月5日 8時