【黒 バス】彼女はキセキが嫌いなようで

彼女の過去５〜桃井side〜 ページ14

私は赤司君に


ウソをついた


「私最近、Aにイジメられてるの」

「そうなのか？
Aがそんなことする奴には見えないけどな」

「それはみんなの前だけなの
クラスではひどくて

仲間はずれ、暴言、水をかけられたり
私…もう限界」


私は泣くフリをした


赤司君は簡単に信じてくれた
所詮、信頼なんてこんな程度


「そうだったのか
今まで気づけなくて悪かった」


その後、私達は部活に戻った


「あれ？Aは？」


Aの姿が見当たらない
どうしたんだろ


でも、いない方が得だ


「あぁ、Aっちなら体調が悪いって言って帰ったっスよ、大丈夫っスかね」

「そうか、ならお前達に話がある
ミーティングルームに移動するぞ」


赤司君んはみんなを移動させた
あの話だろうな


「桃井から話がある
大丈夫か？オレが話しても良いんだが」

「ううん、大丈夫
ちゃんと自分の口から言うよ」


そして私は
Aからイジメを受けていると言った


すぐ信じてくれた


簡単だった


これでまた


私が一番だ

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