【黒 バス】彼女はキセキが嫌いなようで

私の王国 ページ2

「Aって可愛いよね！」

「なんでもできちゃうし！」

「ホント憧れー」

「フフッ、ありがとう」


ここ、鶴沢中は
私の王国である


みんな私を慕い
可愛いと褒めてくれる


あの事件から私は帝光中を出た
そしてこの王国を作り上げた


「さっすがA
さっきも告白されてたし〜？」


話しかけてきたのは
この学校に来てできた親友


「まぁね！」

「あの人カッコよかったのに、なんで断ったの？」


そんなの決まってるじゃない


男なんて一番信用できない


「私にあんなカッコいい人は勿体無いよ」

「またまたー」


女だって信用できないのよ


男よりもね…


この子の事は親友といった
これも嘘だったりする


勝手に親友とかいいだしたから
放ってるだけ


まぁ、一緒にいて楽しいとは思ってる


「Aー！」

「こっちで話そうよ」

「そうだぞー！」


この子たちも
一応私の友達


「今日2組に七人も転校生来るんだって！」

「そうそう！しかもキセキの世代」

「あとピンクの子も、楽しみ！」


は？


今なんて言った


キセキの世代…？


嘘でしょ、冗談やめてよ


「なんかAと知り合いだから
全員2組なんだって」


彼奴らは帝光中にいるはずでしょ
何で…


何が目的なの


また、私を傷つけるの？

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